ときがわ方式で必要になるメンテナンス

(上の写真は、萩が丘小。役場HPから転載)

内装を木質化することで、色々と手間がかかることを心配される声もあります。
そこで、木質化のメンテナンスについてご紹介します。

・内装木質化をするとメンテナンスが大切になりますが、ワックス掛けなどの
 維持管理を子供たちが行うことは、木育にもつながり、環境教育や母校に
 愛着をもつきっかけにもつながる素晴らしさもあります。

 木は手入れ次第で何年でももちます。例えば、内装木質化施工後、
 床は学期末毎に1回、大掃除の際に植物性ワックス磨きで良いので、
 子供たちができます。

 40年から50年経過し、傷みがあまりひどいようだったら、研磨します。
 また壁は5年から10年に1回くらい子供たちが植物性ワックスを塗布する
 という計画的なメンテナンスに取り組めば、財政的には難しくないと思います。

 (文教施設 2015夏号 関口町長談 文教施設 2015夏号(目次のみ) )

・木材は、4つの条件(水分、温度、空気、栄養)が揃ったときに、腐朽するので
 これらの一つでも揃わなければ、腐朽は起こりません。

 (木造公共建築物整備の手引き p19 木造公共建築物整備の手引き )

・木材の劣化の原因を水によるものと判断したときがわ町では、水拭きでの掃除
 もやめ、から拭きでのメンテナンスに変更することとした。

 (参考事例調査 p134 参考事例調査 )

・「うちは学校が荒れているから、木の内装では壊されてしまうのではないか」という
 心配(がありますが)荒れている学校ほど、内装木質化の効果は絶大です。

 玉川小学校は木質化して8年ぐらいたちますが、子供たちは全く傷つけない。

 子供たちは素直です。切れたり暴れたりするのは、自分が粗末に扱われている、
 無視されていると感じるからです。町が税金を使ってみんなが勉強しやすい環境を
 作っているときちんと説明することで、自分たちが大事にされていることが分かれば
 子供たちは荒れたりしません。

・これまで小学校で使っていた机と椅子は表面がプラスチックで覆われていて堅く、
 多分ぞんざいに扱っても、傷などはほとんどつきませんでした。
 これでは、ものが壊れる、傷がつくという感覚はつかめない。

 いまはすべて木製にしています。先生方は傷をつけないようにと
 ぴりぴりしていますが、私は大いに傷をつけてけっこうだと言っています。

 その代わり、1年生で使っていた椅子と机は、卒業するまで使わせます。
 机に傷をつけたりしたら、ものが書きにくくなるのは自分だと身をもって知るわけです

 (木の学校づくり先進地からの提案 木の学校づくり先進地からの提案

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ある会議で、ときがわ材を供給されている「協同組合彩の森とき川」*
のSさんがおっしゃった言葉が印象的でした。

「ときがわ方式で、大事にしているのは、ものを大切にする心です。」

古くなったからすぐに壊して、新しいものを作るのではなく、
今までのものを大事にして、使い続けていけるようにする。

そんな想いが、ときがわ方式にはこめられていたんですね。

*協同組合彩の森とき川 http://www.sainomori-tokigawa.jp/index.htm

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