ときがわ方式の金銭的コスト

(上の写真は、玉川中学校。役場HPから転載)

ウェブをご覧になった方から「コストはどのくらいかかるの?」
というご質問を頂いたので、こちらでもお伝えします。

ざっくり言うと、新築木造校舎建て替えには、10億円以上かかりますが、
「新築そっくり」になる「ときがわ方式」なら、約2億円。5分の1程度となります。

しかも、公立学校設備に木材を使う場合は、国の補助金も出ます。

 (参考:早わかり木の学校 p109 木材使用に関する国庫補助等制度の一覧
  早わかり木の学校 )

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・仮に学校を1棟建て替えるとなると、10億円以上かかる計算になります。
 ときがわ町には、計5校があり、すべてを木造建築に建て替えれば、
 予算は50億を超えてしまいます。

 安全面を最大に考慮しつつ、もっとお金をかけないで手入れをする方法として
 内装を木質化し、耐震補強を施し、外壁を塗り替えて、屋上に防水加工する。
 これでほぼ新築と同じ状態を取り戻せます。

 たとえば、玉川中学校は、内装木質化で、8,500万円。そこに耐震診断、補強の
 約4,500万円と、外壁の塗り替え、屋上の防水加工の6,000万円を加えても、
 合計で2億円と、建て替えなら10億円以上かかるものが、
 わずか5分の1のコストでできます。

 (木の学校づくり先進地からの提案 木の学校づくり先進地からの提案 )

・同規模の校舎新築に係る費用と比較し、20~30%で対応することが可能。

 (学校施設の長寿命化:先進的な取り組み事例 p46
学校施設の長寿命化:先進的な取り組み事例 )

・都幾川中学校 
  建設費 99,435,000円
  設計費  5,250,000円
  監理費  4,515,000円
  補助金 43,272,000円(安全・安心な学校作り交付金)

 明覚小学校 
  建設費 74,214,000円
  設計費  2,147,250円
  監理費  2,152,500円
  補助金 30,000,000円(木のある生活空間づくり事業)

 (参考事例調査録 p136 参考事例調査 )

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金銭的コストの大幅縮減も図れるのが、ときがわ方式です。

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