端材遊具「木ャンパスP」@お茶の水女子大学こども園

ときがわカンパニー代表の関根です。

文京区立お茶の水女子大学こども園さんで、端材遊具「木ャンパスP」を使って下さることになりました。

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箱から袋を取り出し、

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どざざー

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「さんかくー!」と、三角形の端材を見つけた子供が叫んでいます。

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様子を見ていた保育士さんが、一言。

「出会いですね」

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「おうち、つくろー。おうちー。」

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積み木のように遊んでいます。

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ヒノキや杉の「かんなくず」も人気です。

「ラーメンだー!」

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施設長の私市(きさいち)先生からは「かんなくずは、音がくしゃくしゃするし、手触りがいいんですよね。足湯に入れて遊ぶこともできるし」とのことでした。

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一人の女の子が「ほし(星)~」と言って持ってきました。建具の端材の三角形を3つ重ねています。

宮里園長先生曰く「子供は、多様で不揃いなものが好きなんです。ただ、その中に“意味ある形”を見つけると、それは子供の心をとらえます。」「そこが積み木と違うところかも。宝探しができるのかも・・・」

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「・・・子供たちにとって魅力的なのは、棒かもしれませんね。」

「え?」

「見てください。子供たちが全員もってるでしょ。」

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確かに言われてみれば、みんな持っています。

怪我の心配もあるので、棒を入れるのはどうしようか躊躇していたのですが、入れておいてよかったです。保育士さんの監督下であれば、ある程度の安全性は担保されそうです。

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終わったら、みんなで後片付け。

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子供たちが夢中になって遊んでくれて、見ていて嬉しくなりました。

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お茶の水女子大こども園の皆さま、どうもありがとうございました。

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【宮里園長先生からのメッセージ】

端材の箱を開けたとたん、かぐわしい香りがこども園の室内に広がりました。

家や家具作りに使われたあとに残った端材には、木の命が宿っているように感じます。

職人さんたちの、心意気も。

それが、豊かさを感じさせるのだと思います。

端材は、手にやさしく、音も心地よく、香りが立ち込める。

触る、聞く、嗅ぐといった、様々な感覚を働かせながら、

「こうしようよ」と友達と話したり、「ほら見て!」と自分の作った物を見せたりしている。

同じように感じる仲間と一緒だから、楽しい遊びになるのですね。

 

棒は扱い方によっては危険が伴います。角の尖り具合が気になる方もいるかもしれません。

それは、使うこちら側が考え、工夫することだと思います。

保育者も一緒に「端材」に出会い、感じ、遊ぶ中で、

「〇○は気をつけよう」「こうして遊ぼうね」と考えていくといいですね。

 

(宮里先生、ありがとうございます)

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端材遊具「木ャンパスP」は、ときがわ町の山で産まれました。

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子供たちが触っているこの「スイカ」みたいな木の切り口は、ここから来ています。

 

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端材遊具「木ャンパスP」

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端材遊具「木ャンパスP」は、「山の木を伐り」「乾かして板にして切り」できたものです。

(写真は全てときコマース代表の優太が撮影)

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