(上の写真は、明覚小学校。役場HPから転載)
ときがわカンパニー「ときがわ方式」拡販事業部の林です。
東松山の中里建設様に「ときがわ方式」についてのインタビューに伺いました。
中里建設様は、ときがわ町の玉川小学校、明覚小学校、都幾川中学校の「ときがわ方式」の施工を行った建設会社です。
はじめに出迎えていただいたのは、取締役 工事部長の大野祥一さんです。
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ー内装木質化についてのお考えをお聞かせください。
大野部長:内装木質化については、ときがわ町をはじめいくつもの学校で工事を手がけています。木は温かいですね(笑)学校で木を使うと、子どもたちは大事に使う印象があります。また、滑川町にある平成22年度開校の月の輪小学校は、腰壁にビスを打たせないようにしているそうです。代わりにピクチャーレールを使用するなど工夫をされているようですね。私も子どもを持つ親として、木の学校は「良い学校」だと思います。生徒に落ち着きが出てきた、という声はよく聞きます。
ーときがわ方式についてどう思われますか。
大野部長:まず効率についてですが、ときがわ方式は、在来工法とさして効率は変わりません。ただ、コンクリートなどの材料に比べて材料供給の不安はあります。木をちゃんと確保できるのか、という不安はありますね。それから、施工後の不安として、学校側の声を聞くと、メンテナンスをきちんとできるのか、というものがあります。それから水に弱い。ただ、今までの事例を見ると、手入れはできているようです。この先、年数が経つにつれ、ワックスをかけるなど、メンテナンスにも費用がかかります。それをどのようにしていくのかだと思います。
ここで、中里社長にもご同席いただきました。
中里社長:以前、関口町長から、データを見せてもらいました。内装木質化工事が健康に及ぼした影響についてのデータだったと思いますが、データにはやはり説得力がありましたね。
引用:玉川村小中学校における校舎内木質化工事が健康に及ぼした影響
中里社長:実際の内装木質化実施校の教職員の声として、イライラしなくなった、風邪を引かなくなったという話も聞いています。また、子どもたちに「物を大切にする心」が育っているという声もありましたね。木材が教育に与える影響として、スチールの机と木の机の話があります。スチール製の机は傷がつかないが、木製は丁寧に扱わないと傷つきます。ときがわ町の学校内装木質化の際、組み立て式の木の机を作ったんです。ときがわ町の森林組合、彩の森とき川が材料を提供し、子供と親が一緒に組み立てたんですね。物を大切にする心を育んでほしいという関口町長の思いがあったと聞いています。
大野部長:木造はあたたかみを感じるし、実際にも暖かい(笑)。環境に配慮するのであれば、木材を使った学校はとても良いと思います。自然に近いものが体に良いですよね。
ーこれから内装木質化を手掛ける場合のアドバイスをお願いします。
大野部長:木質化において、特殊技術は特にありません。ですから木質化のアピールを考えるなら、「子どもに」「人に」何が良いのか、というデータを示すのが良いのではないでしょうか。そういう意味でも、内装木質化の推進は学校には向いていると思います。
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中里社長は関口町長と同学年で、思いが通じるところもたくさんあるようでした。
子どもたちへの思いを話す時の大野部長の笑顔も印象的でした。
お二人ともお忙しい中お時間をいただきどうもありがとうございました!
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