簡易木’s(キッズ)ハウスのご要望、解決してきました!

ときがわカンパニー「ときがわ方式」拡販事業部の林です。

文京区の幼稚園に「簡易木’s(キッズ)ハウス」を納入してから半年後に、ご要望をいただいたのが9月。

簡易木’s(キッズ)ハウスへのご要望を聞いてきました。

それから私なりに「最適解は何か?」と探り続けて2か月、ようやく答えにたどり着くことができました。

~柱と柱の間に、縁甲板(えんこいた)を上から差し入れていく際、柱が外に傾げるとせっかく子どもたちが一生懸命差し入れ積み上げた縁甲板が崩れてしまう~

この難題、実は「木のくにときがわまつり」において私自身も感じたことでした。

色々と調べる中、妙案も浮かばず時がたち・・・

そして、一つの光明を見いだしたのが、「ハタガネ」でした。

ハタガネ日本古来の木工締め具で家具や箱作り、ふすまや障子戸作りに使用される。「旗金」とも表記され「締ハタ」とも言われる。機構はF型クランプに似ているが、F型に比べて相当開口幅が広く、フトコロが浅い。使用時には、木材の反りや狂いを防ぐ為、奇数丁を表裏を互い違いに取付ける事が重要である。小型から大型まで豊富なサイズがあるが450ミリメートルのサイズが一般的である。            出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

このハタガネは、木を接着する際などに固定しておく器具です。

これを見いだしたとき、発想の転換は大事だな、と思いました。

「接着」というキーワードに捉われてしまっていたかもしれません。

ただ、ベターな解決方法だとは思ったのですが、1本だけならともかく、複数の箇所を同時に留めるとなると、費用もそれなりにかかります。

そして何より子どもたちの安全を考えると、金属の棒というのはちょっと不安がよぎります。

幼稚園の先生に「ハタガネ」を提示するべきか否か悩んでいる時、とあるホームセンターのサービスカウンターが目に留まりました。

ダメ元で、カウンターの方に簡易木’s(キッズ)ハウスの相談をしてみると・・・

「ハタガネもいいけど、それならこれで代用できるのでは?」

と案内してくれたのはなんと、養生テープのコーナーでした。

「・・・???」

驚く私にその方は、ハタガネ代わりの使用方法をとても丁寧に教えてくれました。

これなら、子どもたちの安全性は損なわれません。

ハタガネを思い描いたときよりも、さらに目からうろこでした。

そして、前回の訪問より2か月、文京区の幼稚園に行って実演したところ、先生方にとても喜んでもらえました!

「これは簡単でいいわね!」

「しばらくこないから、もう来ないのかなと思ってたけど、良かった!」

「これなら子供たちもさらに喜ぶね!」

などなど、たくさんの言葉をいただけ、自然に顔がほころびます。

「林さん、前回とは打って変わって表情が違いますね(笑)」

とも。

前回訪問時は、打ちのめされた表情をしていたのかも(苦笑)。

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とはいえ、今回の解決策をお持ちする前でも、子どもたちに簡易木’s(キッズ)ハウスは好評なようで、2台納入のうち1台は、数日前から園庭で常設しているそうです。

今回の訪問時は子供たちがお帰りの後だったので遊んでいる姿は見られなかったのですが、柱に何か紙が貼ってありました。

近づいてみると・・・

「ここは S                                      とRと Kと                                     MとE                                           がしているので                                    うごかさないで                                   ね」

と注意書きが貼ってありました。

帰り際に園長先生に聞くと、子どもたちは毎日いろいろな家具を持ち込んで「リフォーム」をして楽しんでいるそうです(笑)

本当に楽しんでくれているんだなと嬉しくなりました。

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今回のご要望をいただき、一生懸命考えて解決策を示せたことで、信頼関係の深化につながったのかなと感じています。

やはり、売ったら終わりではなく、お客さまに寄り添っていくというのはどんな商売でも一緒だと思います。

人と人の関係を大事にしながら、これからも頑張っていきます!

Y先生はじめ、幼稚園の皆さま、どうもありがとうございました!

また遊びに行きますね♪

(ホームセンターの達人にもお礼を言いに行ってきます(笑))

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2019年12月追記。

ホームセンターの達人、Yamaさんにお会いしてきました。

幼稚園の先生たちが喜んでいた旨を伝えると、Yamaさんも顔をほころばせてくださいました。

聞けば、定年前はメーカーの設計端畑の方だったそう。

いつも色々考えるのが癖だから、と笑顔で仰っていました。

こういう人材がいるお店は素敵ですね。

Yamaさん、ありがとうございました。

またお願いします!

 

 

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林 博之

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