比企起業塾4期生 小林和馬さんにインタビュー

ときがわカンパニー代表の関根です。

比企起業塾4期生 青ちゃんに書いてもらった記事です。(ときがわカンパニー通信 第32号に載せた内容)

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比企起業塾4期生の小林和馬さん。講師陣から「Kazuma」と呼ばれ親しまれている、起業塾史上最年少、大学4年生の塾生です。

大学卒業後は一般企業へ就職せずに、在学中に培ってきた動画編集スキルやコネクションをもとにフリーでの活動を決められています。

経団連の定める、大学3年3月説明会解禁・6月面接開始の廃止が決定し、就職活動が抜本的に変わっていく気配はあるものの、まだまだ日本の新卒一括採用は根強いです。

この状況下で敢えて新卒入社しない理由は「たまたま起業志望者や、起業家が近くにいて、感化されたからだ」とKazumaさん。

そんな、たまたま起業家と出会うちょっと突飛なKazumaさんの大学生活と、今後の展望をお聞かせいただきました。

 

―どんな大学生活を送られていたのでしょうか?私は大学時代、起業家とお会いする機会はなかったのですが…

我がなくて、色々な人の勧めのままに行動したらスタートアップ企業の一員になっていたのが、起業を身近で感じた最初の経験です。

留学経験のある友人から留学支援団体の見学を勧められ、団体での支援業務を2年間経験した後に、大学を休学し1年間フィリピンへ留学しました。

最初の半年は映像制作にはまっていました。留学先のオーナーの「Kazuma、いいカメラあるからYoutubeでもやれよ」という言葉が発端で、留学の様子を中心におよそ50本の動画を投稿しました。

残り半年間は英語学校でのインターンシップが中心でした。この期間中に私の動画担当を知る担当者からお声がかかり、英語学校の有名人への1週間密着取材が決まったんです。

この時の仕事ぶりが評価されて、一緒に映像制作した担当者が興した会社の創業メンバーに加わり、映像制作を担当することになりました。

 

―すごい経験ですね、その会社にそのまま就職しようとは思わなかったのですか?

ここにいても自分の映像技術は上がっていかないと思い、企業での活動は現在停止させてもらっています。

もっとスキルを高めていきたいと考えていた矢先、母に「同級生で面白い人がいる」と紹介してもらったのが関根さんでした。この出会いを皮切りに、たくさんの起業家を見て、起業という選択肢に自分が運ばれていった感じです。現在は比企郡を中心に活動するクリエイター集団、チーム企(くわだてる)の一員として業務を進めながら映像制作の技術やビジネスの温度感を勉強させてもらっています。

 

―比企起業塾を通じて、この先どんなビジネスパーソンになっていきたいですか?

起業塾では講義の本筋である起業のノウハウやマインドとは違うところでも勉強になる要素があります。社会経験のある人との出会いとか、自分では味わえない先人の考えを落とし込める本ってすごい、とか、学びは多いです。

1回1回の講義に猪突猛進していて、すぐ形になるかわかりませんが、将来は業務の受託ではなく、サービスを自ら生み出す立場になっていきたいとよく考えています。当たり前に「いいね」と言われて、いいねが拡散していくようなモノを作りたいです。

具体的なビジョンやミッションも練りつつありますが、実績が伴わないから言葉に説得力がない。あと、本当はチームを作りたいんですけど、関根さんからは「組織作りするのは向いていない」とも言われています(笑)

とにかく今は依頼された業務をしっかりこなすことと、チームビルディングは勉強かなと思っています。比企起業塾やほかの活動を通じて吸収できるものはどんどん吸収していきたいです。

 

編集後記

たまたま起業家と出会う機会が多かったと仰っていましたが、何より人からのアドバイスを受け入れる素直さと、ご自身の行動が周りの方との信頼関係につながっているんだろうなと思いました。

最初は周りのアドバイスのまま行動されていたのが、徐々に自分の意思を伴うアクションに変化していて、いろいろな方との出会いや経験を知恵にしながら自分の進みたい方向へ向かっていく様子は私も見習っていきたいです。

行動力と素直さで今後ご活躍されていく予感しかしないKaumaさんの話をもっと聞きたい!という方はぜひ報告発表会へお越しください!

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