比企起業大学「応援団員」募集をスタートします!

ときがわカンパニー代表の関根です。

2024年8月28日(水)大黒天の日、比企起業大学「応援団員」の募集をスタートします!

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●比企起業大学の「応援団員」になって頂けませんか?

2017年からスタートした「比企起業大学(当時は比企起業塾)」を、
2117年まで、少なくとも、100年は続く学校にしたいと考えています。

なぜ、100年続けたいと考えたのか?

そのきっかけは、去年(23年)3月に実施した本間正人先生とのセミナー「学習する地域」でした。

この時に、2100年代のときがわ町近隣がどうなっているのかを、考えました。

・人口は減る (ときがわ町は、今は1万人。おそらく、2千人ぐらいになる)

・空き家や耕作放棄地が増える

・山も手入れができず荒れる、そうすると川にも影響が出る 等、

悲観的な未来像ばかりが浮かんできます。

その反面、今の比企起業大学メンバーのように、地域課題解決のために、前向きに色々考え、自ら動いている大人たちが、2100年代の世界にも、少なからずいれば、その時点での地域課題の解決に取り組んでくれているかもしれません。

であれば、そういう大人たちが集っている比企起業大学が、2100年代にも存続していれば、悲観的な未来像を変えていけるかもしれません。

先はどうなるか分かりませんが、私にできることは、比企起業大学を、100年続けることだと考えました。

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そうは言っても、100年後ですと、私や仲間達もお墓の中でしょうし、4人の子供達も100歳以上です。

どうしたら、100年続けていけるのでしょうか?

そのヒントは、既に100年以上、続いているものにありました。

・慈光寺@ときがわ町(1300年~)(「西の延暦寺、東の慈光寺」と呼ばれた学びのメッカ)

・玉川小学校@ときがわ町(150年~)

・立教大学@池袋(150年~)

・USM:University of Southern Mississippi@ミシシッピー州(100年~)

・日本農士学校(現 郷学研修所)@嵐山町(もうすぐ100年)

これら100年以上続いている学校に共通していることがありました。

それが「箱・本・人」です。

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1.箱

「箱」とは、「建造物」のことです。

何らかの建物が残っていると、それが「続いている感」があります。

逆に、建物が無くなってしまうと「終わってしまった感」になります。

今年(24年)5月に、妻と訪ねた母校ミシシッピー州のUSMは残っていましたが、
私達が通っていた英語学校は無くなり、駐車場に変わっていました。

立教大学は、最初の小さな校舎から始まり、今の立派な校舎につながっています。

ときがわ町でも、100年残る建造物として、「七重の堰堤」や「玉川橋」がありました。

比企起業大学も、100年続く「箱」があれば、続いている感が得られるでしょう。

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2.本

「本」とは「教科書」のことです。

比企起業大学の考え方や方法論を、後世に伝える「本(教科書)」があると、
100年後も続いていくことができるのではと考えています。

1万円札の顔になった埼玉県深谷市の偉人 渋沢栄一の本「論語と算盤」は、
初版(1916年)が出て、100年以上になります。

日本農士学校の教科書として、安岡正篤先生が執筆された「東洋倫理概論」(1929年)は、もうすぐ100年を迎えます。

比企起業大学も、100年残るような、教科書を書きたいと思っています。

学長の風間さんとの共著『地域でしごと まちづくり試論』(2021 まつやま書房)に
続くものとして・・・。

教科書には、下記のような考え方ややり方を、書き残せたらと考えています。

・「地域でミニ起業」という生き方。

・「小さく始めて、大きくせずに、長く続ける」事業スタイル

・「顧客づくり・商品づくり・現金のこし」の方法論

・「分度を稼いで、余剰を推譲」できるミニ起業家の育成

・先々は、事業の一部承継「JoJo 譲承」という終わらせ方

今、52歳なので、50代~70代にかけて、書き進めていこうと考えています。

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昨日(8月27日)立教大学大学院LDCで、講座を担当させて頂いた際、
師匠の中原先生から、「関根さん、次の本は、何書くの?」と質問されました。

そこで「100年続く教科書を書きたいと思っています!」と答えたところ、

「関根さんなら、できますよ」と嬉しいお言葉を頂きました。

私にとっての「Fire starter(火打石)」中原先生、いつも背中を押して下さり、ありがとうございます!

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3.人

「人」とは「学習者」のことです。

私達がいなくなった後、比企起業大学を続けてくれる「人」がいるのかは、正直分かりません。

長男(中3)次男(小4)と話した時には、次のように言われました。

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私:「どうですか。比企大を、100年続けたいと考えてるんだけど・・・」

長男:「遠い話だな~。100年ですか~。凄いな~って感じ。」

次男:「2017年から100年だと、あと93年だから、僕は死んでるね。受け継がないよ。」

長男:「(次男は)ぎり生きてるかも。102歳。(僕は)100歳は無理だな~。
生きてられない。体がもたない」

次男:「自分の人生を行きたい。継ぐ気はない」

私:「おー、それはいいね~。お父ちゃんも好き勝手やってるから、君たちも、
好き勝手やってもらっていいよ。」

長男:「誰かが継ぐ。大きくなっていくなら。」

父:「う~ん、大きくはなってないと思うよ。比企大は各学期6名ぐらいだし、
数を増やすより、長く続くことを大事にしたい。仮に1~2名でも続けていこうと思ってるよ」

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子供達には、自分の好きな道を歩んでほしいと思っています。

(早めに就職して独り立ちした長女、カナダに留学中の次女、
彼女達も好きな道を歩んでくれていることと思います)

お父ちゃんが好きにやっていることを、無理やり継いでもらいたいとは思っていません。

(私がそうされたら嫌ですし、自分がされて嫌なことは、他の人にもしないようにしたいです。)

ただ、「地域でのミニ起業」について学び実践したいという「学習者」がいてくれれば、
無理して続けようとしなくても、続いていくと思っています。

今の比企起業大学では、学長の風間さんと私が講師を務め、大学院では、林さん、栗原さん。おうち起業部では、ずこちさん、浅沼さん、まゆみさん達が、講師を務めてくれています。

先々は、こういう講師陣がいなくても、「学習者」が

・本(教科書)から学ぶ
・比企大卒業生の先輩から学ぶ

といった形で、自ら学んでいってくれたら、
それが今とは違う形での比企起業大学の存続になるのではと考えています。

そういう「学び上手」な学習者が、ときがわ町近隣に増えるよう、活動を続けていきます。

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以上のように、比企起業大学が、100年続くためには「箱・本・人」が必要と考えています。

この中で、現時点で、最もハードルが高いのが「箱(建造物)」です。

現在の比企起業大学は、Zoomで、オンライン開催。
比企起業大学大学院は、ioffice@ときがわ町で、リアル開催しています。

ただ、このiofficeも、ときがわ町役場から借りているものなので、100年後にどうなっているかは分かりません。

比企起業大学の校舎があれば、それが100年後もあることで「続いている感」ができます。

かといって、現実的に、校舎を建てたり、借りたりして、持つことは難しいでしょう。

特に「箱(建造物)」ですと、やはりお金が、かなりかかります。

・・・どうしたらよいのか。

実は、比企起業大学設立(2017年)前から、ずっと考えてきたことがありました。

それが「丸太看板」です。

「比企起業大学 キャンパス」と描かれた丸太看板を、ときがわ町を中心とした比企ら辺(比企郡 9市町村+坂戸+寄居+熊谷あたり)に立てて、

地域全体を「キャンパス」に、見立てる構想です。

閉ざされた箱(例:校舎)は無いけど、開かれたハコ(看板が立ってる地域)として、比企起業大学のキャンパスとします。

100年後も、そこら中に「比企起業大学 キャンパス」の丸太看板が立っていれば「あ~、比企起業大学って続いてるんだ~」と思ってもらえるかもしれません。

(途中状態として、約10年後の比企ら辺の姿を、比企起業大学大学院1期生の久保田ナオさんに「未来地図」として描いてもらいました。)

ただ、石の建造物と違って、木ですから、痛みますし、腐ります。

腐った丸太看板が、100年後に放置されていたら、侘しさを感じさせてしまうでしょう。

そこで、伊勢神宮の式年遷宮のように、20年たったら、丸太看板の建て替えをしていきます。

こうすることで、山の木を定期的に伐りだすことができ、里に丸太看板として、下ろしてくることができます。

里の人たちにも、山の問題に、関心を持ってもらうきっかけになるかもしれません。

比企起業大学を100年続けると同時に「木の地産地消」問題にも取り組んでいけたらと考えています。

これが実践できるのも、比企起業大学大学院3期生 山なおさんのお陰です。
彼がいなければ、こういう発想そのものが生まれませんでした。

彼や仲間と共に、山の問題にも微力ながら関わっていけたらと考えています。

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この「丸太看板」を、1本、立てるのに、約40万円かかります。

私達も当然お金を出すのですが、よろしければ「応援団チケット」をご購入頂き、お力添え頂けませんでしょうか?

一口 10,000円から、応援団員になって頂くことが、可能です。

100年続くプロジェクトへのご支援、何卒よろしくお願いします!

詳細とお申込みは、こちらから ↓

比企起業大学「応援団員」を募集していきます。

投稿者プロフィール

関根 雅泰

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