第1回「Learning Journey学火旅(まなびたび)in比企」を実施しました。

ときがわカンパニー代表の関根です。

2023年5月4日(木)~5日(金)に、第1回「Learning Journey学火旅(まなびたび)in比企」を実施しました。

参加者は、Kさん from大阪と、Sさん from入間市のお二人、そして、比企起業大学講師の林さん、関根の計4名です。

どんな様子だったかを共有します。

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●5月4日(木)

12時20分 小川町駅で合流。

12時30分~ 「有機野菜食堂 わらしべ」@小川町で、ランチ。

保育園時代から一緒のYさんが、バイトしてました。

スパゲッティー、美味しかったです!

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途中、ファミマ@五明で、コーヒーを買ってから、

13時30分~ ときがわ町起業支援施設 ioffice着。

会議室に貼られているグラレコを紹介(比企起業大学大学院1期生 久保田ナオさん作)

本好きなSさんが「これ読みました!これはまだです」と本棚を散策。

Sさんから「この本を、ぜひ!お二人に読んでほしくて」と、書籍をプレゼント頂きました。ありがとうございます!

まずは、軽く卓球。

と思ったら、Sさんから「私、子供のころから、大学院まで、卓球やってましたよ」と、驚きの発言。

「え!? まじですか・・・」

と、勝負したら、ぼろ負け。

本職は「カットマン」だそうで、今回はそこまでの技を見せずに、圧勝されてしまいました。

Kさん、林さんも、穏やかに卓球。

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14時20分~ 「読書会議」スタート。

課題本は、明日(5日)訪問する「郷学研修所・安岡正篤記念館」の安岡先生の本です。

進行役の林さん。

皆で、読んで印象に残った箇所と、その理由を共有。

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15時30分、徒歩で、町田屋旅館さんへ。

(その間、私は焚火道具の搬入を車で)

町田屋旅館のご主人 町田さん。

明治から続く老舗旅館に宿泊。

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16時、玉川温泉へ。

(3人を車で送った後、私は自宅に車を置きに。その後、合流)

17時、「呑み会議シュンポシオン*」@玉川温泉2階、スタート!

予定より長い時間、話し込んでしまいました。

*古代ギリシャでは、「饗宴」(Sumposion シュンポシオン)は「共に飲む」ことを意味し、これが英語の「Symposium シンポジウム」になったそうです。ギリシャ人は、飲食をしながら「条理ある談話」を愛好したようです。(プラトン「饗宴」より) 呑みながら、楽しい雰囲気で、真面目な話をする「呑み会議」は、まさに、古代ギリシャ人が行っていた「饗宴 シュンポシオン」につながると思っています。

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19時30分~、星好きなKさんのリクエストもあり、星空を眺めながら、徒歩で、町田屋旅館へ。

途中、セブン@玉川で、飲み物を購入。

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20時15分~「焚火トーク」@町田屋旅館 裏庭スタート!

火つけの儀式は、Kさんに。

林さん撮影の月。

23時頃、片付け。3人は、寝室へ。(その後も飲んだそうです)

(私は、自宅へ戻り)

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●5月5日(金)

7時~ 朝食@町田屋旅館

7時45分~ 焚火台、椅子等の片付け(ゴミ持ち帰り)

8時~ 町田さんによる「慈光寺レクチャー」

(以下は、私の理解です。間違っている点もあるかもしれず、その場合は、修正します)

慈光寺は、檀家のいない寺(今は末寺の檀家を数十名持つ)僧侶の学問道場、研究所のようなもの。

・比叡山の先輩格とも言え、慈光寺の僧侶3名が、比叡山の座主になっている。

・秩父党を取りまとめていた畠山重忠を取り込むべく、源頼朝が、慈光寺に接近。(慈光寺の座主が、畠山家)

・源頼朝が、奥州討伐の戦勝祈願をし、戦勝後、慈光寺に膨大な土地を寄進。

・戦国時代の焼き討ちで、慈光寺が焼失したが、徳川家康以降、復活。

町田さんの説明が非常に分かりやすく、この後の「慈光寺ツアー」がますます楽しみになります!

町田さん、奥様、ありがとうございました!

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9時15分、iofficeで、「慈光寺ツアー(昼食代込 3,500円/名)」ガイド Sherpaの中島努(トム)さん(比企起業大学23春生)と合流。

トムさんの車で、駐車場へ移動(途中、コンビニで飲み物購入)

スティックの使い方を教えてもらいます。

ガイドの岡野さん@桃木も同行。

今日は、5月5日なので、慈光寺下の「女人堂」で、小さなお祭りをやってました。

トムさん、岡野さんのお計らいで、私達も参加させてもらいました。

慈光寺住職さんの指導を受けながら、私達も般若心経等を読経しました。

慈光寺への道(舗装道路)を、登っていきます。

トムさんが、植物の話を。岡野さんが、歴史の話をしてくれながら、歩いていきます。

シャガ(アヤメ科)の群生地。

Sさんが「この看板、裏に誰が書いたか、名前が書いてありますよ」と教えてくれました。

言われてみると、字体もそれぞれ違います。

青石塔婆

開山堂

慈光寺

多羅葉樹

葉書の語源になった木だそうで、裏に字が書けます。

Sさんも何か書いてたので「何、書いたんですか?」と訊いたら「せきね」と。ズコーっとこけました。

鐘もついてもらいました。いい~音がします。

阿弥陀堂内に入り、住職さんとお話させていただきました。

宝物殿(500円)を見学。ガイドさん@越生の方が説明くださいました。

観音堂

左甚五郎作の馬

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12時半、山を降って、里へ。

13時、昼食は、建具会館隣の内田さん(猟師さん)のお店「里味」で「ジビエカレー」(猪肉)

内田さんのご厚意で、「鹿の焼き肉(ニンニク醤油味)」をご馳走になりました。

お肉が柔らかく、クセも無く、美味しかったです! ありがとうございます。

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14時、「慈光寺ツアー」終了。ガイドのSherpaトムさん、岡野さん、ありがとうございました!

お二人のお陰で、地元のお祭りに参加できたり、住職さんともお話できたりしました。

私自身、慈光寺には、何度か来たことがあるのですが、とっても楽しかったです!

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14時半、「郷学研修所・安岡正篤記念館(入館料500円)」@嵐山へ。

記念館内で、安岡正篤先生のお孫さん 安岡正守さん(下の写真右から2人目)が、ご説明をしてくださいました。

大学4年生まで、安岡正篤先生と一緒に暮らしていたそうです。当時のリアルなお話も聞けて、贅沢な時間でした。

正守さんが撮ってくれた写真。どうもありがとうございます!

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15時半、コンビニに寄ってから、武蔵嵐山駅へ。

15時53分、川越特急に乗って、皆さん、帰宅。2日間、どうもありがとうございました! 道中お気をつけて。

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第1回「Learning Journey学火旅(まなびたび)in比企」無事、終了しました。

ご参加くださったKさん、Sさん、サポートしてくれた林さん、町田屋旅館ご夫妻、ガイドのSherpa努さん、安岡正守さんを始めとするご協力くださった皆さん、そして、GW中にも関わらず快く送り出してくれたうちの奥さん、どうもありがとうございました!

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●参加されたKさんからのメール

関根さま

二日間大変お世話になりました。

お陰様でいつぶり?と思うくらい充実したゴールデンウィークを過ごすことができました。ありがとうございました。

ブログを拝見しました。無防備な恥ずかしい写真もありましたが、そのまま載せていただいても問題ありません。私自身も後に振り返る事ができ助かります。

ブログに書かれていた「自分もまだまだ学ぶ事がある!」と学火を燃やし続けるきっかけとなるという点では大成功だと思います。

過去の経験や知識から、社内、社外に限らず活かせることは何なのか、その種火っぽいものが自覚できた上で、もう一度参加したいです。

林さん、町田屋旅館のご主人、トムさん、岡野さんにもよろしくお伝え下さい。本当にありがとうございました。

(Kさん、こちらこそありがとうございました!)

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●Sさんからのメール

関根先生、林さん

おはようございます。ブログを読みました。旅の思い出がつまった素敵なブログでした!!

以下、私の備忘録です。

せっかくのお休みのところ、色々と用意いただきまして、本当に至れり尽くせりの学火旅になりました。ありがとうございました。気持ちが熱いうちにと思い、返ってスグにこのメモを書いています(送るのは月曜日になると思いますが)。

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わらしべでの昼食ごちそうさまでした。有機野菜とおいしいウインナーで素晴らしい合宿の滑り出しだったと思います。

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iofficeでの卓球は非常に楽しませていただきました。負けるわけにはいかないと久々に本気を出してしまいました。関根先生の長男と戦う前にコソ練しておきます。

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林さん、読書会のレクチャーありがとうございました。

それぞれの気になりポイントが違ったり、本に感化されて自身の体験談や、お互いの意見交換ができて面白かったです。会社についてお互いに知る機会にもなったかと思います。ぜひ次回(先生どうか皆の前で…)もご一緒できれば幸いです。

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温泉いって、ご飯と飲み会お疲れさまでした。飲みすぎてやや記憶があいまいですが…

関根先生の「今後採用という考え方がおこがましい時代が来る」は特に気づきがあって、自社を選んでもらえるように、選んだ社員が幸せになるように、教育担当としてできることを考えたいと思いました。

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林さんの娘さんともぜひお話ししたいです。歌い手さんの話も、オタク心理学についてもぜひ。

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慈光寺ツアーは楽しかったですが中々にタフでした。町田屋さんならびにトムさん、岡田さんにもお礼をお伝えください。

すばらしいお寺なのは伝わってきましたが、私の寺に関する知識不足(檀家さんすら知らない…)と、情報量の多さとがあいまって、吸収しきれませんでしたクヤシイ…。パワーポイントで丁寧に説明してもらった方がよかったのかな…?

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安岡先生記念館はうまく表現できないのですが、なんだか心が揺れました。

安岡先生の想いがあって、今の平和な日本があること。お弟子さん、正守さんの強い意向で記念館が維持管理されていること。記念館の中で感情がうずまいて、おしゃべりな私が言葉に詰まる時間がありました。

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たった2日間でしたが、非常に濃厚な時間で、満たされた気持ちでまとめを書いています。

全体を通して気づいたことが3点あります。

①なんでもビジネスにできる ②街を愛する人間が地方を活性化させる ③ギバーを体現している人を生で見られた

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①なんでもビジネスにできる

ツアーの2日間だけで「実は比企起業大学の○○さんの△△で」を何度もお聞きしました。

”人よりちょっと得意なことを教える”はビジネスの基本ですが、できていないと感じました。

・アイデア発想 ・卓球、スプラトゥーン ・教育、研修 などなど、なんとなく気づいているビジネスの種がたくさんあると思いました。

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②街を愛する人間が地域を活性化させる

比企郡全体としてすごく活気を感じました。

金子や妻の実家と大きくは状況的に変わらないハズなのに、どこか街の明るさを感じました。街を愛する人がいい意味で好き勝手やっているうちに、比企郡全体が盛り上がっているように感じました。

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③ギバーを体現している人を生で見られた

まだ読めていないのですが、アダム・グラント著「GIVE & TAKE 与える人こそ成功する時代」という本を少し知っています。私はケチな性格もあって、残念ながらテイカー思考だと思っています。

でも「よし、今日からギバーになるぞ!!」といっていきなりできるものでもありません。そのモヤモヤみたいなものをいつも感じていました。

関根先生と林さんの今回のツアーは本当にギバー精神にあふれていて、どこに行っても気持ちよくすごすことができました。町田屋さんや比企起業大学のみなさんとも非常にいい関係で、仕事をお互いにしている様子が伝わってきました。

企業に属していると利害関係とか、「いつもそう」「この前こうしてあげたのに」みたいな言葉も使ってしまいます。お客様やユーザーを喜ばせることで、対価が発生していることを頭ではわかっていても行動にできていないのが正直なところです。

おふたりが心からギバーに徹することができるようになった経緯やきっかけなどもまた教えて頂けたら幸いです。

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長くなったうえにひどい散文です。ひとことでまとめると「めちゃくちゃ楽しかった」ということです。まだまだ語り足りないことがたくさんあります。

またぜひ仕事もプライベートもご一緒できればと思います。

(Sさん、熱い備忘録、ありがとうございます!)

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