(上の写真は、吉見町・吉見町保健センター。役場HPから転載)
ときがわカンパニー「ときがわ方式」拡販事業部の林です。
吉見町役場に「ときがわ方式」についてのインタビューに伺いました。
よしみけやき保育所の木造新築を皮切りに、町保健センター、吉見中学校の内装木質化などの事業を担当してきた吉見町教育委員会 教育総務課長 大野猛さんにお話をお聞きします。
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ー新井町長から「ときがわ方式」導入を打診された時、どんなお気持ちでしたか。
大野課長:打診というより、町長の強い意思でしたね。まず取り組んだのがよしみけやき保育所の新築で、先行事例を見ることが重要と考え、岐阜県安八町(あんぱちちょう)に視察に伺いました。日帰りで(笑)その後も近隣ではときがわ町はもちろん、寄居町や嵐山町にも伺っています。
内装が木質化された建物には温かみを感じます。室内に入った時の香りがなんとも良いですね。
ー「ときがわ方式」を導入する際の難しさ、問題点はありましたか?
多くの「内装木質化」事例を視察したことで分かることもありました。例えば、ある視察先で、床に使用された無垢のヒノキ材に墨汁が染み込んでいるのを見たんですね。それは、掃除をしてもきれいにするのが難しいんです。このため、よしみけやき保育所では耐久性も考え、床材にはヒノキと比べてより堅いラワン材を使用しました。こうした木の適材適所を見極めることが大事だと思います。
ー「ときがわ方式」を導入してみて、良かった点はどんなところでしょうか?
大野課長:内装木質化は、視覚的にも良好な効果があると思います。あたたかみを感じるし、その空間で過ごす人の気持ちも落ち着くのではないでしょうか。節のない上質な木も良いけれど、私は節目がある材のほうが「木」らしくて好きですね。
ー導入してみての不満や改善希望点などがあったら教えてください。
大野課長:特にないです(笑)いや、本当ですよ。子どもたちはもちろん、保護者の方たちにも喜んでもらえています。吉見町内の小中学校の職員・生徒を対象に内装木質化についてのアンケート調査をしたのですが、とても好評です。
ー「ときがわ方式」を導入してみたいと考えている他の自治体にアドバイスをお願いします。
大野課長:まずは木の性質として、固さや色などを把握し、どの場所にどのように使えばよいのかを考えることだと思います。先行事例を視察することも大事ですね。そして導入を決めたら木材の伐り出しから加工までのスケジュールや、材料の確保も考慮して早めに相談することです。私たちもときがわ産材を使用するにあたり、ときがわ町と何度も連絡を取りました。
そして一番大事なことは、生徒や先生、使う人の満足を考えることです。学びにふさわしい環境を作ることが目的ですからね。
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内装木質化への熱い思いを語ってくださった大野課長。
最近では、「木質化大使」との呼び声もあるそうです。
お忙しい中お時間をいただきどうもありがとうございました!
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