キングコング西野亮廣さんの講演会@ときがわ町に参加してきました。

ときがわカンパニー代表の関根です。

2018年2月8日(木)19時~20時30分@アスピア玉川で、
キングコング西野亮廣さんの講演会に参加してきました。


(満員の会場)

この講演会は「比企起業塾」の一環として、希望者には任意で参加してもらいました。

会場から出てきたメンバーが、興奮した面持ちで「面白かったです!」
「刺激になりました!」と言ってくれたのが、嬉しかったです。

私の理解の範囲で、講演の概要を共有します。

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・夢をあきらめる 挫折の原因は「お金」と「広告」
 そこへの対策を示したのが「革命のファンファーレ」

・ディズニーに勝つ。彼らの弱みは「生活動線」に無い事。
 Googleは「生活動線」にある。

・普段使っている物を支配する。空気、水、お金。
 お金と自分の作品を絡める。

・いらないものを、いらないと言える世界にしたい。
 例)被災地への千羽鶴。食べ物の差し入れ。

・モノが不足していた時代のDNAと、
 モノが余っている時代のDNAのぶつかり合い。

・プレゼントの価値は、そこにかけた時間。

・お金に時間をのせる。その答えが「文字」
 文字を通貨にする。

・紙に、金の価値がある、と信用されているから、
 通貨として使えている。

・「信用できる」と皆が信じれば、価値が生まれる。

・現代のお金は、信用。お金もち=信用もち。

・Crowd Fundingは、お金を集めるものではなく、
 信用を両替するもの。

・2018年は「投げ銭アプリ」元年。信用できる人にお金を投げる。

・お金として信用される要素:
 1)価値の保存 腐らない
 2)価値の尺度 物差しになる
 3)交換の手段
 4)流通量 → 多すぎると価値が無くなる

・言葉は、ハイパーインフレ状態なので、お金になっていない。

・レターポットは、文字の発行数をコントロールしている。

・レターポットの「文字に価値がある」と皆が信用したら、
 日本円に換金する必要が無くなる。

・レターポットは、2017年12月にスタートし、五万人のユーザーがいる。
 2018年中に、三十万人に増やしたい。

・レターポットを使えば、日本円で購入していたプレゼントを買わずに済み、
 支出が減る。

・「煙突町のプペル」の映画は、通貨の物語。
 「4カ月で腐るお金 レター」が使える町として、
 外界から遮断された「煙突町」が作られた。

・差異をつけること。天才は作られる。環境を変える。

・本業でマネタイズしない。
 矢沢栄吉さんは、CDではなく、
 ライブタオルの売上で、好きな事をやっている。

・スナックキャンディ@五反田は、飲食は無料。
 「ゲロ1回十万円・CF」で売上を作る。

西野さんのお話を聞きながら、自分の中で色々な問いや発想が浮かんできました・・・

○蓄積してきた信用は、CFで両替する事で、リセットされないのか?
 信用→両替(日本円に換金する)再び、信用の蓄積→両替?
 それとも、一度信用を作れば、何度も両替できるものなのか?
○信用がお金になるのは、これまでの融資も似てるかも。
 その信用が「お金を返せるであろう土地や会社としての実績」であった。
 より「信用をお金に変えやすくなった」のが、現代?

○これまで、信用は「属する組織」についてきた。
 組織に属していないと、それだけで信用されなかった。
 (例:あいつは、組織に属してない=人と上手くやっていけない)
 また、個人の信用も、その人を知る身近な人にしか、つきづらかった。
○今は、ネットのお陰で、その個人を知る機会が増えて、
 信用を得やすくなっている。
 これまでは、個人の存在を広く知らしめるには、
 マスメディア(TV、新聞、雑誌)に頼らざるを得なかった。
○信用=お金 を得るために、広く知らしめる=広告 が必要。
 それこそまさに「革命のファンファーレ」が、実例を示していること。

(参考:「革命のファンファーレ」「魔法のコンパス」)

○文字の発行数をコントロール=お金の供給量を制限←日銀がやっていること?
 だとすれば、国を作ることもできる?
○仮に、レターポットを「お金として信用する人」が、三十万人いるとしたら、
 三十万人の国(日本円を、価値あるものとして信用しているのは、約一億人)

○自分が「信用」を活かすとしたら?
 おそらく、それをそのまま「日本円」には換金していない。
 何かのイベントに、人を集めるとか、営業をして、仕事を獲るとか、
 何かの発言に、説得力を持たせるとか、そういう使い方をしているのかも。
 そもそも信用がないと、他者は動いてくれない。
 だとすれば、他人に動いてもらうために、信用を積み重ねているのかも。

○起業して、事業を継続するのも、基本は一緒。
 顧客=自分を信用してくれる人 を増やし、維持していくこと。
 かつ、信用してくれる人は、お金を出してくれる顧客だけではなく、
 関わってくれる仲間もいるということ。

○西野さんみたいな「天才」が、特殊なものではなく、多数出てくるように。
 「天才は、環境によって作られる」とするならば、その可能性は十分ある。
○信用してくれる仲間、顧客がいれば、大概のことはできる、と改めて実感。

○今日の話を聞いて、自分が、今やるべきことは
 1)レターポッドを始めてみる(西野さんが作った通貨を使ってみる)
   ←これは早速、買ってみました。
 2)自分の「信用」を、大切に活かす方法を考える。
   および、自分の「信用」を、他者(特に若い人)も使えるよう考える。
 ことかな。

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西野さん、ありがとうございました。

そして、西野さんを、ときがわ町に呼んで下さった
小堀さんを始めとする実行委員の皆さん、ありがとうございました。

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子供たちへのお土産に買った小堀さんのところの「ゆずジュース」

美味しく頂きました。

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「埼玉新聞」の記事(2018年2月21日)

投稿者プロフィール

関根 雅泰

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