「読書会議×グラレコ(1)」を開催しました。

ときがわカンパニー代表の関根です。

2019年3月18日(月)13時~15時@iofficeで、「読書会議×グラレコ」を開催しました。

きっかけは、デザイナー久保田ナオさんのFBでのつぶやきでした。

「久保田さんが言う “Aのグラレコ” を、iofficeでできないか」と、ラーンフォレスト林さんに相談したところ「読書会議にグラレコが合うのでは」という一言をもらい、「それだ!」ということで、今回の開催が決まりました。

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午前中、会場のセッティング。

グラレコしやすいよう壁側に、机と椅子を配置します。

「会場セッティング」

12時30分頃、比企起業塾1期生 デザイナーの久保田ナオさんが到着。

グラレコの準備を始めます。

12時45分、開場。参加者がいらっしゃいました。

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13時~ 赤ちゃんが見守る中、林さんの進行でスタート。

軽く自己紹介をした後、本の紹介に入ります。

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1冊目は、本まなび夫婦 民俗学 講師(道切り研究家)有加さん お勧めの

『まちライブラリーのつくりかた』

・本を介して、人のつながりを作る。
・空間の創出、イベントの開催、参加者の自発的関与(→関係人口

・本屋とライブラリー(図書館)の違いとは?
・本屋は、利益を出して、自家発電する。自分の好きな本を選んで置ける。
・図書館は、利益を求めない。予算を使って、あらゆるジャンルの本を網羅する。色々な本がありすぎて「心がヒリヒリする」こともある。(司書さん談)

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2冊目は、ときがわ町に「無人本屋」を作りたい シェアハウスまちんなか住人 たつろーさん お勧めの

『日本の小さな本屋さん』

・無人駅の中にある本屋
・独立して本屋をやる訳ではなく、町づくりの手段として、本屋を考えたい。
・無人であっても、寄付本が集まるなど、本屋は人との関わりが強くなる。

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3冊目は、いずれは本屋をやりたい 詩人の石渡さん お勧めの

『燃えよ、あんず』

・コミュニティーとしての本屋
フィクショネス@下北沢が舞台
・地域密着、セレクトショップ、委託販売

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4冊目は、本屋ネコオドル@寄居町 店主 清水さん お勧めの

『ローカルブックストアである 福岡ブックスキューブリック』

・本屋が町づくりの中心になる
・2001年、セレクトショップが殆んどない頃、立ちあげた本屋の話し。

・自分が居たいと思える場所を、住居の近くに作りたい。
・本屋×カフェ
・ツタヤですら、本屋専業では無い。兼業。
・本屋は、文化的発信ができる。
・本屋は、知らない本と出会える機会を与えてくれる。

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5冊目は、障がい者アートの本をいずれは出したいと考えている 石平さん お勧めの

『ミンガリング・マイクの妄想レコードの世界』

・今はおかしいと言われている事でも、後の世で価値あるものと認められることもある。
・オバケの絵と怪談話
・障がい者が描いたアートが棚にしまわれている。外に発信していきたい。Zineも一つの方法かも。
・ブランド化されているしょうぶ学園@鹿児島が、モデルになるのでは。

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6冊目は、本を作っている悠々社 山崎さん お勧めの

『本を売るという仕事』

・取次からの自動配本を受けるには、資金が必要。返品ができるが、粗利率が、20%程。
・本屋×何か カフェとコミュニティスペース、店主が別の仕事をもつ
・「本屋ときがわ町」に何が必要で、何が必要でないか。

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7冊目は、グラフィックレコーダー 久保田さん お勧めの

『生きるように働く』

・お客さんの要望に合わせて、お店が変わっていった「6次元」
・店主の好みで棚を作りすぎると、客がひく
・4割が店主の好み、6割は客の要望 ぐらいがちょうどよい。

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8冊目は、「本屋ときがわ町 ioffice店」店主 関根 お勧めの

『世界のかわいい本の街』

・「ioffice店」のみだと、「ビジネス古本」しか置けない
・ときがわ町の中に、複数の小さな専門書店がある状態を作りたい
・いずれは、Book Townとして、IOBTに登録されたい

・ミニ起業家は、Action志向の人が多く、本を読んで、立ち止まる機会を作ってもらいたい。ミニ起業家候補は、本を読んでのインプットが多いので、Actionを促したい。ミニ起業家育成に、本は欠かせない。

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8冊の本と、久保田さんが描いてくれたグラレコを基に、更に意見交換を進めます。

・何故、ライブラリーでは無く、本屋なのか? ← 売る楽しさ、買う楽しさを味わってほしいから。
・本×何か 「半本半X」
・本屋×キャンプ は合う。アウトドアは知識が必要。← 比企起業塾2期生 野あそび夫婦が読んだ本なら価値がありそう。
・ビブリオバトルで、本を読む人を増やす。
・ときがわ町でしか出来ない事は何か? ときがわ人が、本を作ることでは。製本を行う道具は木製。
・「本を作る」ワークショップにしてもよい。
・ときがわ人の講演をまとめて、小冊子やZineにしては。← 比企起業塾2期生 福島さんの考える「職人図鑑」も近いかも。
・Zineは、「そこに行かないと買えない本」になりうる。 ← 比企起業塾塾生達のミニ起業ストーリーをZineにするのはありかも。

皆さんとの意見交換を通じて、私自身は

・本を「買う楽しさ」「売る楽しさ」にプラスして「作る楽しさ」はありそう。
・何かを「発信」する人(=ミニ起業家、ミニ起業家候補)を、手助けしたいのかも。

と思いました。

やっぱり、本と人から学ぶことは多いですね。

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「これは、2回目、3回目とやっていったら、更に深堀りされますね」

と大御所 山崎さんのお言葉があり、参加者の要望もあったので、2回目を開催したいと思います。

まずは、4月20日(土)に「本屋ときがわ町 ioffice店」をオープンし、やってみての結果を踏まえて、第2回を開催しようと思います。

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●参加者の感想動画

「感想をお願い」

「本を作っている悠々社 山崎さん」

「本屋ネコオドル@寄居町 店主 清水さん」 

「本まなび夫婦 道切り研究家 有加さん」

「無人本屋をつくりたい たつろーさん」 

「本屋をやりたい 詩人 石渡さん」 

「障がい者アートの本を出したい 石平さん」 

「グラフィックレコーダー 久保田ナオさん」 

「決めポーズをお願い」

編集:長女(高1)の合同会社maikka

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参加者の皆さん、ありがとうございました。第2回は、5月か6月に開催しましょう。

進行役をしながら、赤ちゃんの寝かしつけもしてくれた林さん、ありがとうございました。

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●参加者の声

・久保田ナオさんのツイッター (グラレコのタイムラプスも見られます。)

・石渡さんのツイッター 「やっぱときがわミラクルじゃね?!感が、わたしのなかですごいある。」という嬉しいコメント。

・たつろーさんのFB記事 

・清水さんのFB記事 (友達でないと見られないかも)および ブログ記事 

・山崎さんのFB記事

・ゆかさんから頂戴したメール(許可を得て転載)

関根さま

昨日はステキな会議を開催していただきありがとうございました。皆さん本好きで、有意義かつ楽しい会議になりました。

またいつもいつも関根さんや林さんには、ベビーを抱っこしてもらい、本当にありがとうございます!生まれて間もない子がいても、迎え入れてくれるときがわカンパニーさんのおかげで、私自身の成長できる場を与えてもらっています。

ブログ大丈夫です!素早いアップ、さすがです!昨夜、夫に内容をフィードバックしました。(グラレコがすごく役に立ちました!)第2回は参加する!!と悔しがってました。

それでは2回目を楽しみにすると同時に…、まずは20日の準備をしていきたいと思います!

風間ゆか

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皆さん、ありがとうございます。 

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