「比企起業大学」をつくります。

ときがわカンパニー代表の関根です。

比企での起業を学ぶ「比企起業大学」をつくります。

===

2016年に、ときがわカンパニーを設立し、2017年5月に、ときがわ町役場の協力を得て「ときがわ町起業支援施設 ioffice」をオープンしました。2017年9月から、比企起業塾を開講し、今年で4期となりました。

これまで、多くのミニ起業家と接し、起業したいという方々の相談を受け、起業に関する勉強を続ける中で、ある想いが募ってきました。

それは、「起業に関して、きちんと学ぶ場が必要である」という想いです。

===

比企起業塾は、少人数制(最大6名)の為、多くの方々の支援はできません。しかも、実際に起業していく人たちが殆どですから、内容や進め方が、実践的にならざるを得ません。

「起業に関心はあるけど、自分にできるのか、どうしたらよいのか分からない」という方々にとって、比企起業塾は、かなりハードルが高いようです。

そこで、少しハードルを下げた上で、門戸を広げ、きちんと起業について学べる場として「比企起業大学」をつくることにしました。

(比企起業塾は、比企起業大学の「大学院」にしようと考えています。)

===

直接のきっかけは、まなびしごとLAB(比企起業塾2期生)の風間さん@坂戸市と書いている「ときがわ本(仮)」(まつやま書房)です。

この本の中で「未来のときがわ」について描いています。

 関根さんが描く未来は、「比企起業大学」の設立だ。本書の制作にあたって、出版元であるまつやま書房の山本社長から興味深い話をうかがった。ときがわ町内の西平地区にある慈光寺は、かつては仏教を学ぶ各地の優秀な僧たちが集まってくる学びの聖地だったというのである。
 山本社長いわく、「今でいう東大のようなもの」だそうだ。鎌倉・室町時代には関東を中心とする東国の仏教の中心として栄え、最盛期には僧たちが寝泊まりするための宿坊が70か所以上も存在したという。今では「宿」という交差点がその名残を伝えているばかりだが、当時はそれだけの求心力を持っていたということだろう。
 関根さんはこの話に非常に興味を引かれた。そして、「今でいう東大のようなもの」という山本社長の言葉に着想を得て、「比企起業大学をつくろう」と思い立ったのである。比企起業塾の発展版として、ときがわ町に「大学」をつくろうというのだ。
 これまで何度か書いたように、ときがわ町には高校も大学もない。中学卒業後に進学するとなれば町外の高校に行かなければならない。その後、大学に進学したり、就職したりすると、特段の理由がなければ町に戻ってこないこともありえる。だから、大学をつくって、ときがわ町を出た人がときがわ町に戻ってくる理由をつくれないかということだ。
 それもただの大学ではない。起業、つまり「自分で仕事を創る」ことに特化した大学だ。そこには高校を卒業した人だけでなく、会社勤めをしている社会人がリカレント教育として学びにくることもある。あるいは比企起業塾や比企起業大学の卒業生たちが、学び直しにくる場にもなるかもしれない。
 文科省に認可を受けた大学である必要はなく、キャンパスも必要ない。町中をキャンパスに見立てて、起業やビジネスについて学ぶようにするのだ。それによって、観光以外の、ときがわ町に人が訪れる理由ができるのではないか。そうすれば、ときがわ町に滞在する時間も長くなる。ときがわ町を訪れる人が増えたり、滞在時間が長くなったりすれば、新たな需要が生じるだろう。新たな需要が生まれるということは、新たな仕事も生まれるということだ。
 関根さんは、比企周辺からときがわ町に入る道路のあちこちに、「『比企起業大学 ときがわキャンパス』の看板を立てたい!」と語る。看板を立てて宣言することで、町内外の人達が「ここに、大学があるんだ」と思うようになってくる。これも一つの「旗を立てる」だろう。校舎というハコはあえて作らずに「場と人」を繋ぐ大学にしたいと考えているそうだ。
 そのようにして、また一歩、ときがわカンパニーが目指す「人が集まり、仕事が生まれる」という町の姿に近づくことができるだろう。
 比企起業大学を卒業後は、どこで起業してもいいが、中にはときがわ町や比企周辺で起業したいという人もでてくることだろう。あるいは起業しなくても、ときがわ町を気に入って住みたいという人も出てくるかもしれない。
 また、卒業すれば、比企起業大学卒業生というプロフィールは残る。そのようにして、ときがわ町に関わる未来の人材をつくり、増やしていきたいというのが関根さんの願いである。

(風間さん執筆原稿の一部抜粋)

===

「比企起業大学」の案が浮かんだ時点で、比企起業塾 講師のラーンフォレスト林さん、ラーンネクスト栗原さんにも、相談した所、二人とも「いいですね~」と、面白がってくれました。やっぱり頼りになる仲間がいるのは、新しいことを始める時に、力をくれますね。

===

「比企起業大学」をつくる為には、ブランディングの専門家の支援が必要と考えましたので、Art Directorやわらかく)の久保田ナオさん@滑川町(比企起業塾1期生)に相談しました。

ナオさんは「比企を、子どもが自慢したくなる町にする」をテーマに活動しています。

早速、1回目のミーティングを、2020年11月19日(木)13時30分~15時@iofficeで行いました。

ナオさんと話していると、こちらのぼんやりしたイメージを、どんどん形にしていってくれます。

絵だけではなく、良い言葉もいくつかもらいました。そのお陰でどんどん発想が広がったり、考えが整理されたりします。

「成長する看板」

「比企で起業するなら、●●」

「木ですから」

===

その日(11月19日)の夜の内に、ナオさんから「コンセプト資料」が届きました。打ち合わせ内容を基に、絵や文字にまとめてくれています!

これを見ながら、またまたアイデアが浮かんできたので、それを翌朝(11月20日)まとめて、ナオさんに送りました。

次回は、11月27日(金)13時30分に、2回目の打ち合わせをします。楽しみです!

===

「比企起業大学」設立の進捗状況については、適宜、共有していきます。皆さんのご支援ご協力の程よろしくお願いします。

 

以下のボタンでシェアできます