ときがわカンパニー代表の関根です。
2020年11月22日(日)山伏の瀧田さんと、両神山@秩父郡小鹿野町に行ってきました。
きっかけは、瀧田さんからの一言「そろそろ、次のステージに上がる時期が訪れているのかもしれませんね。」でした。
私が、10月末に書いた下記FB記事「やっぱり、朝徐々に日が入ってくる山と違って、どんどん日が暮れて、暗くなっていく夕方の山は怖い。周りの音が怖い。後ろを振り向くと、更に怖くなる。どうしても足が速くなる。山から里に出て見えた月で、一安心。綺麗な月。今日は、十三夜。」に対してのコメントでした。
次のステージということで、夜中に山に入ることになりました。
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1時半、ときがわ町を車で出発。2時半前、37号線 吉田町あたりで、鹿4頭と道路で遭遇。センターラインあたりに、大きな雄鹿。右にかわして進む。
3時、両神の道の駅で、瀧田さんと合流。2台で、日向大谷へ。
山荘の有料駐車場に、車を停めて、神社にお参り。
3時45分、瀧田さんの後ろについて、夜の山を登っていきます。
「滑落したら、手で頭を保護してください。無理に手で止まろうとせずに、上から落ちてくる石から頭を守ってください。」と言われました。(念のため、登山保険には加入済み)
ヘッドライトに照らされる瀧田さんの白足袋だけを見ながら、少しずつ歩を進めていきます。
「お、獣の気配がしますね。」
私は感じませんでしたが、瀧田さんが立ち止まります。
1時間ほど歩き、会所で少し休憩した後、また歩きます。真っ暗です。
「だんだん稜線が見えてきましたよ。」
弘法の井戸を越えて、清滝小屋に向かいます。
何かいい匂いがしてきます。テント宿泊者が、何か作っているのでしょうか。
6時頃、清滝小屋からの朝焼け。
「この景色を見ながら食べる、朝ご飯が、最高なんですよ。」と瀧田さん。
出立前、清滝小屋で、お勤めをします。(私も後ろで、お経を読ませてもらいました)
7時前、出発。
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登山道ではなく、修験道を進みます。(ルートの詳細は書けません)
三笠山に登り
石仏を参ります。
ほぼ道なき道を進み、崖を登ります。
「三点支持を基本にお願いします。」
掴む場所や、乗っかる石、木を、一つずつ確かめながら進んでいきます。
「アドレナリンが出ますよ。」と言われましたが、まさにそんな感じです。
何体もの石仏を参りましたが、私自身は、この「陽だまり観音」が好きです。あたたかく下界を見守ってくれているような雰囲気です。
「また会いに来たい」と、愛おしさすら感じました。
ヤマトタケルの像もあります。
東征時に、ニホンオオカミが、ヤマトタケルに道案内をしたという伝説があるそうです。
「あ!あんなところに!」というところに石仏があります。
「宝探しをしているようでしょう。この発見する感じが楽しいんですよね。」
「ときがわ町にも、きっと色々あると思いますよ。なんといっても慈光寺があるんですから。」とのことでした。
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両神神社。
両神神社(旧当山修験 観蔵院、真言宗系)と、両神御嶽神社(旧本山修験 金剛院、天台宗系)の2つの神社があります。
(私の理解では、天台宗は国営仏教大学。東大、京大のような帝国大学。真言宗は、民間の大学なので、早慶のようなイメージ)
雌のお犬様と、
雄のお犬様。
両方の神社でお勤めをした後、登山客から、瀧田さんが色々質問されています。
「関西と違って、関東で活動している山伏は少ないので、興味をもってもらえたら」とのことで、登山客に訊かれたら、丁寧に答えているそうです。
登山客は素通りしますが、以前は、山頂にまつられていたそうです。こちらでもお勤めをします。
両神山山頂(標高1723m)
今日は、三連休の中日で、人が多かったです。ここでもお勤めをします。
最初は、登山客の好奇の目で、背中がチリチリと痛かったのですが、だんだんと慣れてきました。お経も少しずつスムーズに読めるようになってきます。瀧田さんからも「だんだんさまになってきましたね。」と言われました。
(上記写真は、カセイソさん撮影。許可を得て転載)
ほら貝の音が、山頂から響き渡ります。
12時過ぎ、両神神社に降って、昼食。
帰りは、登山道を下りて帰ります。
14時ごろ、清滝小屋で、お汁粉。甘いものが、疲れた体に染みわたります。
「なるべく足を小刻みにして、下ってください。そうすると、足がパンパンになることが減ります。」
両神神社で会った山ガール2人と、帰り道でも会いました。
「お二人は、どういう関係なんですか?」
「友人ですよ。」と答えたら、
「あー、やっぱり」となんか納得してくれてました。
16時半、日向大谷に到着。
両神神社含む2か所で、お勤め。
これでお勤めも終わりかと思うと、ちょっと寂しさが残ります。お経を読むのもいいですね。
次回は、山荘か清滝小屋に泊まることを想定し、滝で水垢離をしてから、山に入ることになりました。
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17時、奥さんに帰るコールをしてから、車で家路に向かいます。
瀧田さん、ありがとうございました!(奥さん、1日使わせてくれて、ありがとう!)
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