「スマホ写真の撮り方講座」を開催しました。

ときがわカンパニー代表の関根です。

2018年6月4日(月)10時~11時45分@iofficeで、プロ写真家 TSUMUGU studioの戸井田さん@滑川による「スマホ写真の撮り方講座」を開催しました。

きっかけは、この写真でした。

スイスでシェフをしているときがわ町の小林さんが、iofficeに来てくれた時、たまたまいらっしゃった戸井田さんが、スマホで撮った写真が、これです。

「え!なんで、同じスマホで、こんなに違うの!?」

というのが、最初に感じた驚きでした。

(同じときに、私がスマホで撮った写真)

プロ写真家が、プロ仕様のカメラを使い撮った写真なら「やっぱりプロだな~」ですが、私達素人が持っているのと同じスマホで「なんでこんなに違うんだ!?」というのが、この講座を依頼したきっかけです。

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当日は、ときがわカンパニーメンバー、比企起業塾一期生、ミニ起業家仲間の9名が参加しました。うち1名は、プロ写真家、うち1名は映像クリエイター(小林さん@桶川市)ということで、素人にプロが混じる参加者構成となりました。講師の戸井田さんにとっては、ちょっとやりづらかったかもしれません。

栗原さんの開講挨拶から講座がスタートします。

「スマホで写真を撮っていて、困ったことには、何がありますか?」

・写真が暗くなる
・ぶれる
・違うところにピントが合ってしまう

「目で見ているものと、スマホで撮った写真が、違うから、嫌なんですよね。」

「そうそう!」

「実は、人間の目と、カメラが見ている世界が違うんですよ。」

「え!?」

・人間の目は賢い。
・カメラは「白を白く撮ってくれない。黒を黒く撮ってくれない。」
・カメラは、全てのものを「グレー」に撮ろうとする。
・カメラにとって、基準となるニュートラルな色は「18%グレー」
・だから、人間が「露出補正」でフォローしないと、
 綺麗な写真(人間の目が見ているような)にならない。

黒と白のモデルということで、ちはるふぁーむ飯島千春さんの弟さんが大活躍。

と思ったら、ここにもいました。白い栗原さんと黒い林さん。

「人間が何にピントを合わせたいかを、カメラに教える。その後で、光の調整を行う。」

黒いものにピントを合わて、光調整をすると、全体が白くなってきます。

「プロは、ズームもフラッシュも使わない。なるべく対象に寄る。」
「スマホは、広角レンズなのでゆがみやすい。なるべく距離を取る。」

途中で、関口会長も合流。

「関根さん、今まで教わったことを踏まえて、写真を撮ってください。」

「え!?」

ってびっくりしましたが、「学んだことの実践」は、私達の本業ですので、臆せず挑戦します。

・黒っぽい服を着ている戸井田さんに、ピントを合わせ
・光調整で明るくして、撮影。

戸井田さんから「ほんとは、悪い例で使いたかったけど、いい写真ですね。」とお褒めの言葉を頂きました。ありがとうございます!

今回の講座で学ぶ前の「悪い例」。逆光のせいかと思っていましたが「ピントを合わせず」「光調整もしていなかった」自分の怠慢でした。

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私の写真が「いい写真」と言ってもらえた理由は、実は偶然でしたが、構図も良かったからだそうです。

「人間にとって、ななめは不自然。まっすぐ(水平、垂直)が気持ちいい。」
「素人が撮る写真は、“日の丸写真”になりやすい。」
「画角は、感性。ただ、黄金比は、万人が美しいと感じる比率なので、参考になる。」
「スマホのグリッド機能を使えば、黄金比を活かせる。」

参加されたデザイン・ディレクター久保田さんのグラフィックレコーディング

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講座終了後、参加者に感想を聞きます。

・これから撮る写真が楽しみ。
・面白い!分かり易い!楽しい!
・(プロカメラマンとして)言葉にすることが難しいことを説明してくれた。刺激になった。
・これまで、なんちゅう写真を撮っていたのか。
・物事を一方向だけでなく、色々な方向から見る重要性。

戸井田さんからのお言葉:

「皆、魅力がある。魅力を一番きれいに撮れる方法を探す。」
「写真は、撮らないと上手くならない。あとは、良い写真を見ること。」
「スマホで写真が身近になった。それによってプロ写真家としての今後が不安になることもある。」
「でも、皆に、写真を好きになってほしい。そのための一助になれば。」

戸井田さん、ありがとうございました!

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