ときがわカンパニー「ときがわ方式」拡販事業部の林です。
~「木育(Education)」×「ユーザ(Userbility)」=「新価値(Unprecedented)」?~
に参加してきました。
最初は、A-WASS事務局より、下記のお誘いがあったので申し込んだのですが、
国立研究開発法人森林研究・整備機構 森林総合研究所 成果報告会
「『木の良さ』を科学する~木材がひとの触・視・嗅に及ぼす影響~」
午前中にも面白そうなことやっているな、と思い、代表の関根さんもお誘い。
1日中、「木まみれ」になろうと思いました(笑)
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まずは、熊本大学の田中浩継教授による、
「木育の立場から木材と人に関する研究に期待すること」。
最初に木で作られた色々なおもちゃやグッズを見せていただいたのですが、その中で気になったのが、
スマホ用スピーカーボックス。
スマホを載せて音楽を鳴らすと格段の響きが!
思わずほしくなっちゃいました(笑)
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・木のぬくもりは理解するものなのか、感じるものなのか?
・「収穫期を迎えた森林を伐採し、植えて、育て、伐採するというサイクルを円滑にする必要がある。」ということを、木育推進派の人はあまり気にしていない。
〇国外の木でも何でもいいよ、というのはここからきているのかもしれません。「木を伐るのは自然破壊だ!」という意見には、「木を畑の野菜と置き換えて考えてみてください」と言った林業家の言葉を聞いてもらいたいですね。
・関東の中学生。駅から学校に苦情。技術家庭で制作した「本立て」が駅のごみ箱に捨てられている。木の良さに気づいていないが故かも。
〇先日、中1の娘が本立て兼小物入れを作って持ち帰ってきました(ちょーだい、とお願いしているが、交渉中です・・・)。とはいえ、うちも娘たちが子どものころから「木」 の環境に触れさせているかというと、胸を張っては言えません。複雑な気持ちでエピソードを聞きました。
・ 熊本城敷地内の木に鉄砲の弾。西南戦争時代に打ち込まれたものが、木の成長で中に包み込まれている。
・木の特徴を活かすこと。「適材適所」は木から生まれた言葉。
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続いて、千葉大学大学院の下村教授の、
「ユーザーサイエンス」から見る木材」。
これは面白い考え方だと思いました。
「なぜその使い方なのか」というのは、歴史の積み重ね。
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・適応的プロセスが蓄積され、いわばテンプレート化されており、本人にも説明はできない。
〇「木は良いね」というのは人が歴史で知っていること。
・ユーザーサイエンスから見る木材・今後への期待→「”木ありき””でかんがえない。”美化は客観性を奪うことに。」「ヒトの型(生理的特徴)や無自覚の生理反応にヒントがある。」
→現象の整理(モデル化)にとどまらず、そのメカニズムを追求することこそが、”木の良さ”への近道。
〇内装木質化の部屋で遊ぶ親子が、思わず壁を触り、腰を下ろす時間が長くなる。まさに生理現象。
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田口先生、下村先生、ありがとうございました。
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