ときがわカンパニー代表の関根です。
「比企起業塾」連続5回講座の第1回(11月11日)を迎える前に、参加メンバーが抱えている「不安」や、起業を阻む「じゃまもの」について教えてもらいたく、下記メールを送りました。
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「比企起業塾」連続5回講座が始まる前に、今あるいはちょっと前に、皆さんが感じていた「不安」や「じゃまもの(例:周囲からの反対意見)」について、教えて頂けませんでしょうか?
そういう不安等は、上手くいくようになると忘れてしまうのですが、これから起業する人達にとっては、今後を考える材料にもなります。
皆さんの独立、起業への気持ちをなえさせる「じゃまもの」や「不安」には、どんなものがありますか?
今後の「比企起業塾」のブログでは、
・Before(「比企起業塾」に参加する前の皆さんの不安等)
・During(「比企起業塾」での活動や、それに対する皆さんの反応等)
・After(「比企起業塾」に参加したことによる皆さんの成果等)
を、今後の起業家候補たちに提示していけたらと思っています。
後に続く人達のためにも、ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、皆さんの今感じている「不安」や「じゃまもの」に関して、教えて頂けませんでしょうか?
もし可能でありましたら、11月11日(土)の第1回が始まる前に、このMLで共有頂けましたら助かります。「いや、ちょっと・・・」という方もいらっしゃるかと思いますので、ご協力頂ける方のみで結構です。
どうぞよろしくお願いします。
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そうしましたら、さっそくメンバー全員からご返信を頂きました。快く教えて下さったメンバーの皆さん、ありがとうございます!
(個人が特定されないよう、一部、文章を修正しています。)
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●友人から
私が独立したいと思い始めて活動をし始めた頃、友達も独立すると言っていたので、同じ志の子だと思い連絡を密にとり始めました。
(中略)
この友人には、あなたに独立は向いていない。勤めていて決められたお給料をもらっている方が向いているとも言われ、連絡を取るのをやめてしまいました。
とても腹が立ちましたが、いつか見返してやる!!と思って頑張ろうって思いました!
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●友人や家族
私は10年位前から起業したいと思い、友達にも話したりしていました。当時、子供は、保育園に通う年齢です。
ある時、仲良くしていた友達に何気なく仕事の話をしたら『子育てをちゃんとしてればいいんだよ。なに考えてるんだ』と怒鳴られショックのあまり食事が取れなくなりました。
やっとのことで、3日後他のママ友達にその事を相談したら『ひがんでるんだから気にしないで大丈夫だよ。頑張って(T-T)』と言われました。起業する(した)=儲かる(かってる)と思われるんですね(笑)華やかなイメージ
(中略)
私が起業してがんばろうとおもう理由のひとつは、今の家の環境です。
元々の私の気質が一番です(^^)が、実は主人と結婚してから、主人はサラリーマンで、会社の倒産を3回経験しています。
その時は、さすがに当時中学1年の二男に『お母さん、いい加減安定した収入の仕事についたら?』と言われ、やけにグサッ、何故かカチンときて、でも、なんとなく罪悪感も出てきてしまいましたが、止めようとは思いませんでした。
ありがたいことに、現金化されていませんでしたが、お客さんの動きが見えて来はじめていたからです。
今は息子達も仕事場によく来ますが、なかなか私の事は誉めてくれませんね。なにかしら、文句言ってます。
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●両親からのプレッシャー
うちの両親から会うたびに、お客様何件増えた?何件になった??と聞かれることがとてもストレスです。
開業してすぐにはお客様はつかないので、その前に自分という人間を知ってもらうことが必要で、種まきの時期なのにそういわれることにかなりイラットします。
焦っている時期でもあるので余計に焦るようなことは言わないでほしいと思います。
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●自分の中での不安
私はまだ本格的に起業していないので、自分の中での不安を書きますね。
・家族と過ごす時間が減ったらどうしよう(在宅仕事なのでオンオフ切り替えが難しい)
・仕事でイライラして家族に迷惑かけないか心配
・忙しいばっかりで収入に結びつかなかったら困る
・埼玉県出身でないと余所者扱いされないか。敵を作ってしまわないか
・自分の顔や本名を出して活動することで家族に迷惑がかからないか(お前のかーちゃん変な仕事してるな、と子供がいじめられたらどうしよう)
などの不安を感じています。
とはいえ「作りたい!表現したい!」という欲求は止められないのですが笑
比企起業塾の皆さんのお話を伺うことで、ポジティブなイメージが沢山広がることを期待しています。
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●周囲の起業に対するイメージ
会社という組織に属していると起業=水もの、起業=スーパーマン(出てくる名前がアップルだったりユニクロだったりソフトバンクだったり大企業や一代で財をなす人ばかり)という視野の狭い話や中小企業を見下したりといった話が多いように感じます。
また、起業=自由人に見えるようで(間違っていないとも思いますが)羨ましい反面から攻撃的な言動もあるように感じます(本質を考えずに否定するじゃまもの)。
●自身の心
さて、長々と書きましたが結局のところ、今の一番の邪魔者や不安は何か?
私の場合は「自分」だと思います。言い換えると「自信と確信がない・自分の弱い心」です。
家の屋台骨(収入)を支えているのは、私ですし今は子供2人がいます。ひとりであれば気軽に始められるかもしれませんが、妻はまだしも子供に辛いを思いをさせないように立ち回らなければいけないなとプレッシャーを感じています。
私が不安ということは子供が不安定な状態だからですね。
ですので、比企起業塾で勉強することで
・During(「比企起業塾」での活動や、それに対する皆さんの反応等) → 自信
・After(「比企起業塾」に参加したことによる皆さんの成果等) → 確信
になれば満点だという気持ちで参加したいと思っています。
===
●さまざまな不安
私は急に仕事を辞めることを決めたので、準備なども全くしていない状態で起業を決意しました。というより、決意せざるを得なかったというほうが正しいかもしれません。起業への不安というより人生、生活が不安でしかありません。
現在、仕事を辞め勉強をしていますが、勉強したいけど、家事や保育園の行事などに時間を割かれてしまったり、うまく勉強に時間を使えず、このままで試験に間に合うのか?!というのが一番の不安です。
そのほかにも
・固定給が入ってこなくて、生活していけるのか。
・資格試験に受からなかったら。。。
・いつまで夢を追っていていいのか。(資格取得できなかった場合)
・同業がたくさんいる中で付加価値をつけられるのか。
・起業した際、仕事とプライベートを分けられるのか。
などなど不安は尽きません。
●沢山のじゃまもの
じゃまものに関しては、仕事を辞める際
・公務員なんだからもったいない。
・自営業は不安定
・自営業はずっと仕事のことを考えていなきゃだし、子供との時間なんて取れない。
・会社は嫌かもしれないけれど、勤務時間さえ我慢したら固定給がもらえる。我慢したほうが楽だ。
・今から資格取得なんてむり
などなど、親・職場の先輩・友人、相談する人達のほぼ100%が転職へ否定的な意見でした。
だから今まで何度か転職を考えた時もありましたが、やっぱり難しいのかな。と思い、踏み切れませんでした。
転職を決意した今、不安はあるものの、やるべきこと、やりたいことが多すぎて時間が足りません。読書したい。勉強したい。セミナーに行きたい。公務員時代には上記のひとつもやってみたい。と思ったことはありませんでした。こんな感覚は生まれて初めてです。寝る時間がもったいないとすら思ってしまいます。
いろいろなことがしてみたくて、将来に不安はあるものの、本当に毎日が楽しいです。
「ストレス発散」の意味が分からなくなりました。
目標を決めたばかりで、何をしていいかがよくわかっていませんが、楽しく突っ走っています。起業塾で進むべき道や方向が少しでも見えてきたらいいな。と期待しております。よろしくお願いいたします。
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「比企起業塾」で講師を務める林さん、栗原さんも、ご自身の起業当初の「不安やじゃまもの」について教えてくれました。
●林の感じていた不安やじゃまもの
「捨てなければ入ってこない」
「嘘もつき続ければ本当になる」
起業当初、研修講師仲間に言われた言葉です。
大した展望もないのに、「独立する!」と意気込んだのが2014年の12月。会社に2月いっぱいで退職したい旨を告げました。
いざ独立が決まり、さて、今後の生活は大丈夫かなとお金の試算をしてみると・・・全然大丈夫じゃない・・・
そのうえ、税金のことなんて大して考えてない中で、退職した会社から電話があり、「来月分の(最後の)給料から、住民税引いておくから」と言われ、愕然でした。
そして、夜中に目が覚めて、腕立て伏せ・・・(キックオフですこししゃべりましたね)
お客さんを見つけることが大事、と関根さんに教えてもらい、言われるがままにネットで顧客リストを作りテレアポの日々。辛かったけど、その数稽古がなかったら今の私はいないと思います。言われたことを愚直にやることが私の生きる唯一の道でした。そして私の最大の幸福は、「メンター」を見つけられたこと。
いわゆる「メンター」を見つけることって、起業を目指す人にはハードルが高いと思います。「比企起業塾」は、そのメンターを探す近道もしくはツールになるのではと思っています。
起業について後ろ向きなことを言う人というのは、私の経験では「取るに足らない人」です。できない人の言い分は聞く必要はないです。前を行く人の話を聞くことが、起業の栄養になります。
最初は「何を言っているのかわからない」かもしれませんが、聞いているうちにわかってきます。まずは聞くこと。私はそう思っています。
「捨てなければ入ってこない」は、古いことを捨てた皆さんなら、きっと実感します。
「嘘もつき続ければ本当になる」は、あてはまりづらいかもしれませんが、「継続は力なり」」と読みかえていただければ咀嚼しやすいでしょうか。
起業は、やり続けることができればきっと成功すると思いますが、体力が続くかどうか、という時間との闘いの側面があります。「比企起業塾」は、ショートカットの道筋を皆さんに示す場所なのではないかと個人的には思っています。
起業で大切な人と笑い合えるように。一緒に頑張っていきましょう!
はやし
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●栗原の「不安」や「じゃまもの(例:周囲からの反対意見)」
【不安】
起業に対して自分自身は上手くいくイメージしかありませんでした。(笑)何の根拠もありません。当時26歳(一度目の起業)
起業も自分で決断し、「やらない理由がわからない」くらいな勢いで(笑)本当に当時は勢いのみです。
しかし、一度目の起業を東京の麻布十番でサロンを始めたのですが、家賃17万円で、最初の月の売り上げが17万円。
「イメージと違う」
そこから「不安」という文字が初めて出始めました。
・家族を養っていけるのか(当時結婚して半年、長男が生まれて三か月)
・来月もこの状況になるのではないか
・なんとかお客さんを増やさないと
・自分でやると決断したからには、「結果」を出すまでは自分から逃げ出さない
【じゃまもの】
反対意見は当然ありました。しかし特殊能力で、右から左へと~聞き流していました(笑)
当然、その場では聞いてるふりはしています。
・商売は甘いもんじゃない
・借金なんてするもんじゃない
・企業に勤めていたほうが安泰、安心
特に怒りもなく(結構言われたら言い返してたかも(笑))
なぜ聞き流せてたのか?
「お前起業してないじゃん」です
腹の中で思ってます。(多分、、これも言い返していたかも(笑))
単純に「やったことない人」に「なんでいわれなきやいけないの」
逆に起業家や上手くいってる経営者の方のアドバイスは聞くようにしていました。
今後の「比企起業塾」での活動で「不安」や「じゃまもの」
きっと皆さんの頑張る姿を見て、応援してくれる人に変化していくと思います。
第一回目皆さんにお会いできること、楽しみにしてます!一緒に頑張りましょう!!
くりはら
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●関根が、2005年に独立する時に抱いていた「不安」や「じゃまもの」)
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●起業セミナーにご参加下さったKさんからのメール
ときがわカンパニーのWebサイトで、起業への「不安」や起業を阻む「じゃまもの」というテーマを拝見しまして、もしよろしければ、私のケースも共有させていただければと思い、ご連絡させていただきました。
以前のセミナーでも少しお話したことがあるので、内容が多少重複してしまいますが、少しでも比企起業塾の方々のご参考になればと思います。
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「不安」や「じゃまもの」
会社を辞める前は、あまり不安を感じていませんでした。
当時は、多分そこそこいけるんじゃないかな、という自信があったと思います。
じゃまものという面では、やはり職場の人は「(独立は)やめたほうがいいよ」としか言いませんでした。その「やめたほうがいいよ」におそらく根拠はありません。
ただ何となく大変そうだからとか、いなくなったら困るとか、そんな印象でした。
ですので、独立経験のない人に相談するのは、あまり意味がないのかもしれないなと今では思います。
(中略)
独立後、1年目2年目はそこそこうまくいきました。
問題は3年目です。3年目から自分自身も不安を感じることになります。
前会社の2年間の任意継続健康保険が切れて、国民健康保険に切り変わりました。その結果、保険の支払いが増えてしまいました。
また前年の売上がそこそこあったために、税金も増えてしまいました。さらに3年目は仕事が減ったため、月々の税金の支払いで、かなりヒーヒー言っていました。
貯金があったのでなんとかしのげましたが、初めてお金のやりくりの大変さを身にしみた一年だったと思います。
国民健康保険税、市・県民税、国民年金、個人事業税(他、持ち家があれば固定資産税など)会社にいたころはあまり考えていませんでしたが、こんなに支払うものがいっぱいあったのかと実感した次第です。
4年目の現在は、前年の教訓をふまえて、あまり無駄遣いなどしないようにしたり、年間の税金支払い予定表など作って気をつけています。
独立してみないとわからないことが色々ありましたが、失敗したからこそ勉強になったことが多かったです。
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(Kさん、ありがとうございます!)
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参加メンバーが抱える「不安」や「じゃまもの」を教えてもらい、改めて「比企起業塾」として、全力でメンバーを支援していこう!と決意を新たにしました。
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