こんにちは!インバウンド事業部の川崎愛美です。今回はときがわカンパニー代表の関根が移住定住促進イベントに登壇しましたので、開催報告として講演内容を紹介させて頂きます。
2016年8月27日、東京の有楽町駅前の交通会館にて、「埼玉移住セミナー〜比企のくらし〜」が開催されました。第1部、第2部ではスピーカーが移住定住を希望する方々へ比企郡の魅力を伝え、その後、希望者は役場の移住担当者の方との面談を行いました。
第1部では「埼玉のくらし」として、「埼玉の農ある暮らしの魅力」と、2016年秋より始動する、杉戸町(すぎとまち)で「ひと・まち・しごとが出会う半住半Xプロジェクト」を紹介しました。
第2部では「比企(ひき)のくらし」として関根より、「ときがわのくらし〜移住前と移住後の難しさと対策」の話、各役場の移住担当者様より「比企地域の魅力紹介〜東松山市、小川町、東秩父村紹介〜」の話がありました。
ときがわ移住7年目の関根が感じる、移住前後のアドバイス!
関根「私は移住前に色々な地域を比較検討したのですが、だいたい開示されている情報は良い情報しかないので、本当のところはどうなんだろうって思っていました。今回は、移住前に自分が知りたいと思っていた、移住前と移住後の難しさについて話したいと思います」関根「私は埼玉県の鴻巢(こうのす)市に生まれ、アメリカで6年過ごしたあと東京で働き、2009年にときがわ町に移住しました。2005年から独立して起業していたので、お金を稼ぐということがやはり主要な課題でした」関根「埼玉県内、ときがわ周辺地域で稼ぐか、東京などの大都市で稼ぐか。農業などは地域がマーケットになりますが、私は企業向けの研修をしているので、企業のある都市が仕事場になります。私の妻は大分出身なので福岡のマーケットもリサーチしたのですが、やはり自分にとって東京の方が合っていると感じたので、東京を仕事場にしようと考えました。そう考えると、ときがわ町は東京に1時間程度でアクセスできるので、十分東京で仕事が出来るんですね」関根「次に、土地購入規制の有無が重要になりました。私は土地を買って家を建てたいと考えていたので、不動産屋や工務店、役場などで購入可能な土地を探しました。移住してみて思うのは、公に出ていない空き家や購入可能な土地の情報は、地元の人が持っているということでした。これは、信頼できる人間か、本当に住みたいかどうか、本気度を見せないとなかなか事前に知るのが難しい情報ですよね。もし、気心の知れた方がいれば、相談してみると、空き家などは見つかりやすいと思います」関根「では、移住した後にどんなことがあるのか。地域の「役」という地域活動のリーダーの仕事があります。私の地域は、私以外みんな小川さんなんですね。先祖代々の土地に一家族だけよそ者が居るからとっても目立ちます。移住してから、その地域に溶け込むには、色々な役をこなすことですね。私の場合はまず2年間組長っていうのをやって、その後2年間区長っていうのをやって、今年4月からは体育部長っていうのをやっています。役は任意ですが、Shouldって感じですね」関根「絶対に必要なのは草刈りのスキルです。地区の草刈りや、公民館や学校の整備として草刈りをする機会が年数回あるのですが、鎌だと戦力になりません。自分で刈払機を購入して、使いこなせるように練習しましょう。払機はカインズホームなどで2,3万で売っています。これは地域ではMustの役割です」関根「ときがわ町は内装木質化に取り組んでいて、学校の内装が全部木で出来ているんですね。これはとっても良い環境で、内装が木であることで子供が情緒的に落ち着くし、先生方も身体が冷えないで過ごせて快適です。ただ、ときがわ町には高校がないんです。私には子供が4人いますが、今直面しているのが、高校への進学の問題です」関根「高校デビューとして、他の地域の高校に行くしかないので、送迎の問題があります。男の子だったら1時間程かけて自転車で通えって言えるのですが、女の子の場合はやはり車での送迎など考えなければいけないですよね。そうするとお酒が飲めなかったり、夫婦どちらかが時間を作らなければいけません。うちの場合もこの問題はまだ未解決です」関根「まとめると、移住前には、仕事をどうするのか。住む場所をどうやって見つけるのか。移住後には、地域の「役」や子供の進学の問題がありまね」ときがわ町役場のホームページ、ときがわスキマ旅情報、フェイスブックのときがわファン倶楽部、そして関根の個人ブログ「ときがわ町移住記」などに、ときがわ町の最新情報があります。是非チェックしてみて下さいね!
それでも、ときがわ移住は大人気!
今回、弊社代表の関根が語ったことは、移住した後だから分かる話がいっぱい出てきて実感がこもっていましたね。
おそらくどの地域に移住しても、定住までには困難が伴います。
私たちは防衛本能として、違和感を感じ取る力があります。違うものを恐れることは、生き物として当然の反応です。そこを、思いやりなどの共感能力や、理性的判断でわかり合っていくのが人間の営みだと思います。
私はかつて世界中旅をした際に「自分は何者なんだろう」「何者であるとどうして言えるのだろう」あるいは、「この人は信頼できるだろうか」「この人の行動はどういう意味があるのだろうか」ということを考えていました。
人種、性別、言語が異なる相手では、もちろんコミュニケーションの仕方が異なりますが、「わかり合いたい」という気持ちがあれば理解しようとするものです。
では、地方移住はどうでしょうか?おそらく、多くを期待されるでしょう。多かれ少なかれ、それに対して誠実に向き合っていくことで信頼関係が築かれ、地域での自由度は上がるのではないでしょうか。
やっぱりときがわ町も悲喜こもごもあるんだなぁ(比企だけにね)、などと考えていると、埼玉アグリライフサポートセンターの榧場さんが「ときがわ町はとにかく人気があるんですよ」と耳打ちして下さいました。
実際に「空き家バンク」は出た側から埋まっていくので空き家がないほどで、小川町や嵐山町に住んで、ときがわ町の保育園に子供を預けに来ることも多いそうです。
関根ファミリーも最初は3人だったのが、今や6人家族になったのを考えると、やっぱりときがわ町は子育てしやすい良い町だな〜と思います。
私も早くときがわに住みたいと思いました☆
埼玉アグリライフサポートセンターの皆様、比企群の役場の皆様、貴重なお話を有難うございました!
今日も良い一日を祈っています。
まなみ
投稿者プロフィール
- 世界30カ国旅をして海外旅行の添乗員になった直後、山暮らしがしたくて愛知県へ移住し、鹿と戯れていました。現在は都内でライターをしています。スキル;モデル、フリーライター、整体師、シナリオ書き、野菜ソムリエ、慶應義塾大学通信生。関心事/田舎暮らし、野菜ソムリエ、整体、世界一周、語学、旅、本、書、女性、健康、美容、婚活など
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