端材遊具「木ャンパスP²(スクエア)」は、ヒノキの板でできた中型積み木です。
主に腰壁(こしかべ)に使ったヒノキ板の端材(はざい)を使っています。そのため、横に「さね」がついていて、はめることができます。
しっかりはまる感じが気持ちいいです。(ただ、木なので、強く横に曲げると、割れます。)
方向が限られますが、はめて遊ぶことができます。
端材なので、「節あり」「穴あき」もあります。使われないともったいないので、なんとか活かしたいと思っていました。
そんなある日、保育者養成をされている、相馬先生や中西さんと出会い、端材おもちゃの可能性を知りました。
そこで開発したのが「端材遊具 木ャンパスP²(スクエア)」です。
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さっそく、文京区立お茶の水女子大学こども園さんに、端材遊具「木ャンパスP²(スクエア)」をサンプル使用して頂きました。 https://tokigawa-company.com/piece2/
以下は、保育士K先生のレポートの一部です。
無垢材積み木を使ってみて(4歳児) 2016年12月14日
・とても魅力的なもので、子供たちもすぐに興味を示した。無垢材の色や風合い、手触りもよく保育者としても心温まる素材であり、遊びの可能性を秘めたものであると感じた。
・まず遊びで出てきたのは、長い板を用いての遊びである。何かを転がしたり、コースのようなものを作ったり、塔のように立ててみたりする。
・とても魅力的で可能性をもっていることを感じた。一方で課題点や遊びにくい難点があることが分かった。しかしこれらは改善できそうな点でもあり、やはり可能性を感じる部分が大きい。
・(難点として)割れやすい、組合せ可能なパターンが少ない(凸凹が2辺にしか無く、残り2辺が使えない。大変もったいない)
・組み合わせる以外の楽しみ方も、もっとありそう。
(K先生、ありがとうございました!)
2016年12月15日(木)16時~17時 私たちときがわカンパニーのメンバーも、お茶の水女子大こども園に行ってみました。
私たちが想定したような遊び方(例:板を縦にはめて壁にする)はしていませんでした。宮里園長先生曰く「その子にとって、ちょうど良い高さがある」「子供たちは、形を工夫して作るのが好き」とのことでした。
お茶の水女子大こども園の先生方から頂戴したコメント:
・溝があると使いやすいが、やりすぎない程度で良い。使う側が加工してもよいかも。
・「端材+ひと手間」が、この端材遊具。積み木とカプラの中間ぐらい。
・不自由だからこその自由さ。
最後に、宮里園長先生から「端材万歳!」というお言葉を頂きました。嬉しかったです。どうもありがとうございました。
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【宮里園長先生からのメッセージ】
端材の板に、数本の溝が掘られている。
その溝に、小さな板を差し込んでみる。
するとそこに立体が生まれました!
では、これも、こっちも、とやってみているうちに、ステキな建造物が誕生。
ヒノキのよい香りに包まれて、心地よさを感じながら落ち着いた探究が始まります。
端材は端材のままでも面白い。
そこに少し手が加えられていたら、さらに面白い。
手は加えすぎないのが肝心だと思います。
ちょうどいい位の手の加え方ってどのくらいなの?
この問いの答えはまだ見つかっていないように思います。
子どもたちの遊ぶ姿から答えが見つかるようにも思います。
ハザイバンザイ!(HAZAIBANZAI)
(宮里先生、ありがとうございます)
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端材遊具「木ャンパスP²(スクエア)」は、ときがわ町の山で産まれました。
子供たちが触っているこの「スイカ」みたいな木の切り口は、ここから来ています。
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端材遊具「木ャンパスP²(スクエア)」
端材遊具「木ャンパスP」は、「山の木を伐り」「乾かして板にして切り」できたものです。
(人物写真は全てときコマース代表の優太が撮影)
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