協同組合 彩の森とき川代表理事 田中さんにお話を伺いました

(上の写真は、ときがわ町役場本庁舎。役場HPから転載)

ときがわカンパニー「ときがわ方式」拡販事業部の林です。

ときがわ町役場第二庁舎にて、インタビューを行いました。

「ときがわ方式」を推進する中、ときがわ町産の木材の供給を担っている

「協同組合 彩の森とき川」

代表理事、田中進さんにお話を伺いました。

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ー「協同組合 彩の森とき川」について教えてください。

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田中代表理事:ときがわ町は、古くから森林とのつながりが強い地域です。古来から歴史と伝統のある木工具の里として栄えてきました。組合は、お客様の様々なニーズに答えることができるように、林業や製材業・木工業の共同体制を整えています。木材供給のほか、立木伐採や植林といった「山の仕事」にも従事しており、川上からの資材供給情報発信の拠点となるべく組合運営を行っています。

従来の天然乾燥材の供給も大切にしていますが、木材の寸法安定性向上、強度性能向上の観点から「人工乾燥木材(KD材)」が必要不可欠なので、人工乾燥施設を設置しています。このため、KD材の安定供給が可能になりました。

協同組合 彩の森とき川

ーどんなところにときがわ材を供給しているのですか。

田中代表理事:小学校や中学校、保育園などの学校施設や、役場や公民館などの公共施設が多いです。将来的には、民間の病院や商業施設、マンションなどにも供給できればと思っています。

ーときがわ材に対する思いを聞かせてください。

田中代表理事:ときがわ町の樹木は樹齢60年ほどの樹木が大半です。現在、全国的に森林の資源量は増えています。間伐を行っているのですが、間伐は切りっぱなしで植樹をしないので木の量は減少していきます。私たちとしては、皆伐をしたいという思いもあります。皆伐をして、伐ったところに植樹をする。そうすることにより山の更新、山が生まれ変わるんです。皆伐と間伐それぞれ行えば森が多様性を持ちます。間伐だけでは山の「高齢化」が進むだけです。また樹齢40年を越えると炭素吸収量が減るというデータもありますね。

ときがわ材をなぜ使うのかという「背景」が大事だと思います。それが「木の付加価値」になります。ときがわ町に対する愛着や山の公益性、環境に対する配慮が大事ですね。

「顔の見える林業」とでも言いましょうか。お客様がときがわ材を使用してくれるのは一生に一度。ときがわ材を使ってくれたお客様との接点を持ちたいと思っています。お客様に実際にお会いして「ありがとう」と言ってもらえる時ほど嬉しいことはないですね。

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ときがわ材だけではなく、ときがわ町への愛情も語ってくださった田中代表理事。

「顔の見える林業」という言葉は、「ときがわ方式」を拡販するヒントになる気がしています。

田中代表理事、どうもありがとうございました!

 

 

 

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林 博之

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