【私たちときがわカンパニーは、
に賛助会員として参加することになりました。】
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ときがわカンパニー「ときがわ方式」拡販事業部の林です。
5月14日(土)に行われたA-WASSの講演会、
<森林認証制度の概要~国際森林認証制度PEFC~>
に行ってきました。
講師は、PEFCアジアプロモーションズ事務局長の武内晴義さんです。
講演では、国際森林認証の基礎を丁寧に教えていただきました。
以下、講演の要約を記したいと思います。
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・国際森林認証制度PEFC
「持続可能な森林管理」2012年から日本でも採用。承認は2016年6月。
・森林認証制度立ち上がりの原点
違法伐採→森林の破壊、枯渇、劣化。気候変動、土壌・水資源の劣化。生物多様性の喪失。森林・林業従事者の社会的権利や先住民の諸権利の侵害や劣悪な労働条件。
・木を伐っては行けないのか?
そうではなく、木材の生産源としての「森林がどう管理・経営されているか」が問題。この問題を解決するのが森林認証(=責任ある森林管理)=持続可能な森林管理。
・二種類の認証
林業関係者のための「森林管理認証(FM)」、製造・加工・流通業者のための「生産物認証(CoC)」。認証はISO認証手順を採用。
・CoC
CoCとは、認証製品の加工工程の中で、原材料の流れと原材料の由来情報の流れをリンクするシステム。木材や木製品がPEFCの認証森林や問題がない出処に由来することを遡って検証できる。
※出処に問題ある原材料とは、合法性が証明できない原材料・遺伝子組み換え木の使用・森林(原生林)の転用。
・CoCで伝える情報
供給チェーンを通じて伝達されなければならない最低限の情報→供給者の身元情報・顧客の身元情報・商品情報・納入量・納入日・納入期・経理期間・「PEFC認証◯◯%」の正式認証の主張・認証状態の確認文書。
・「持続可能な森林管理」の基準の三つの柱、環境・経済・社会。
環境→植物相・動物相の維持、増大。生物多様性・危惧種の保護。価値ある生息地の保護。水質と土壌の保全。伐採後の再生。
経済→地元住民への就労機会。森林所有者の収入。素材としての木材の提供。林業、紙・木材業、貿易。
社会→就労者の健康と安全。先住民や林業従事者の人権と労働権利の尊重。地域コミュニティのための森林の多角的な利用。精神・宗教・伝統・景観上の役割と価値。
・森林認証の2つの組織
FSCとPEFC。FSCはWWFや環境NGOが主導。PEFCは当初11カ国。現在41カ国。PEFC認証林は世界の森林のうち10%。世界の工業用原木の26%が認証材。認証林面積の66%はPEFCによる認証。
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身近な取り組みでは、明治製菓のフランというお菓子のパッケージにPEFC認証マークが使われていたそうです。
また、日本独自の森林認証制度、SGEC(緑の循環認証会議)との連携が6月に始まるそうです。
森林認証制度は、私たちときがわカンパニーも注目していきたいと思います。
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