「企業内人材育成ノウハウを、いかに地域でのミニ起業家育成に活用しているのか」セミナーを実施しました。

ときがわカンパニー代表の関根です。

2019年1月26日(土)13時40分~16時10分@iofficeで「企業内人材育成ノウハウを、いかに地域でのミニ起業家育成に活用しているのか」セミナーを実施しました。

参加者は、2名(東松山市)で、現役の小学校教員の方々でした。(ときがわ町在住のYさんからのご紹介)

当日は、ラーンフォレスト林さんが、進行役を務めます。

元役者の林さんが、自己紹介で使うスライド「田中律子さん、常盤貴子さん」との共演CM。ネットで見つけたそうです。

まずは、参加者から「現場での課題」と「セミナーへの期待」を挙げてもらいます。差し障りのない範囲で共有すると、

・教員の多忙感。授業以外でやることが多い。WBSで紹介されたコクヨが雑務を担当する仕組みが学校にもあれば。
・生涯学習。学校での学びが社会に繋がっていく必要性。社会が変化していく中で、学校現場はどうするかという不安感。既存のシステムではこぼれていく弱者への配慮も必要。
・学校と社会。垣根が高い。民間の力をもっと借りても良いのでは。
・若い教員が多く、ベテランが少ない中、若手を育てる為に、どういう関わりができるのか。
・職員室の雰囲気と学級運営の関係。教員の多忙さ。サービス残業で成り立っている側面もある。

これらの課題に直接結び付くか分かりませんが「企業内人材育成ノウハウ」を紹介していきます。

・経験軸とピープル軸
・経験学習モデル
・3種類の支援
・社会化エージェントの役割分担

これらの情報提供の後、更に意見交換を進めます。

・初任教員に、ベテラン指導員(元校長等)がついたりするが、気を使ってやりづらそう。
・初任教員に、現役教員が1年間サポートするという制度があったが、今はやっていない。
・校長が、教員各自の学級運営に介入する事もある。
・学級経営(担任)→職員室運営(教頭)→学校経営(校長)という経験の段階はあるかも。
QUを使って学級を診断する
・本や外部研修を通じて、教員として学んでいる。教職大学院では学卒と元教員が混在していて学びが多かった。
・学級経営においては、RuleとRelation(タテ糸、ヨコ糸)が鍵。最初の1週間が勝負とも言われている。
・家庭では、しつけの三原則「あいさつ、返事、履物をそろえる」という事を実践頂くだけで十分。
・学校は、教科書を基に教える。教科書が、Whatになるかも。
・「考える力」を育むためにも「言葉の力」は重要。

クロージングでは、今回のセミナーをふり返って「学んだこと、気づいたこと」を共有します。

お二人から頂いた質問

・求める学校像は?
・校長が変わると、文化は変わるのか?

を基に、更に意見交換をします。

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最後に、2月4日(月)午後の鳩山高校での授業に向けて「鳩山高校2年生へのメッセージ」をお願いしました。

「小学校教員としての仕事の楽しさと大変さ」

編集:長女(高1)の合同会社maikka

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教員の方々とのこういうセミナーは楽しかったので、また別のテーマで企画しようと思います。

Iさん、Sさん、そしてご紹介下さったYさん、ありがとうございました!

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●翌日、私から参加者に送ったメール

(前略)

昨日、話に出た「考える力」について、改めて考えてみました。例えば、子供の宿題を手伝ったりしていて感じるのが、今の子ども達がやっていることは、1)誰かが設定した「問い」に対して「答え」を探す ということで、2)自分で「問い」を設定し、それに対して「答え」を探す、というのは殆どやっていないのかなと。

2)が、昨日お話した、私がイメージしている「考える力」かもしれません。

ミニ起業家ですと、問い:今期の売上を作るためにすべきことは? 答え:~と~と~をしていこう (What) みたいな感じで、自分で「問いを立て、答えを探す」、自分で自分のやることを決めていける、それが「考える力」なのかなと思いました。

また意見交換したいですね。

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●参加されたIさんからの返信

昨日は大変お世話になりました。たのしい学びをありがとうございました。

ブログ、拝見しました。すごいメモの魔力ですね。昨日の学びが蘇ります。

考える力ですね。実は多くの学校の研究でいきつくところは、この思考力をどう定義し、どう伸ばしていくか、になる気がしています。問いを立てる力。私もここに悩んでいます。あれ?どうして?なぜ?を大切にした教育をしたいよなぁ、と日々思っています。

なんだか、次回のテーマになりそうですね。またご一緒させてください。よろしくお願いします。

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次回(3月頃?)は、「考える力」をテーマに、意見交換の場を作れたらと思っています。

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