ときがわカンパニー「ときがわ方式」拡販事業部の林です。
2017年2月23日、第4回木育サミット2017に参加してきました。
開会挨拶は、主催者の「東京おもちゃ美術館」館長、多田千尋さん。
・木育の暮らし化・社会化が大事。
続いて、基調講演では、林野庁の方が面白いことを教えてくれました。
日本書紀には、神々の髭が「スギ・ヒノキ」になったという記述があるそうです。
神々の髭に囲まれた森。ちょっと可笑しいけど、素敵ですね(笑)
基調シンポジウムでは東京大学の腰原幹雄先生、若杉浩一さん、デザイナーの平手健一さん、日本で唯一?の「木育推進監」藤掛雅洋さんが多田館長を座長に据えてトーク。
・平出さん:デザイナーが「木を使う」という辛い面も。「偽物の木で良いじゃん」という人もいる。
◯なぜ、自国の木を使うと苦しむのか、と多田館長が憤りを込めているようでした。
・藤掛さん:日本が「森林率が高い」といっても、森林のことを知っているわけではない。
◯林業関係者がよく思っていることですね。
・多田館長:「木育」という言葉がなくなることが目標だと、埼玉大学の浅田先生と話している。
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昼休憩後、10あるうちの2つのシンポジウムを参加者が事前に選択して参加。
私は、「木で育む子どもたちの未来」「ウッドスタートの効果を検証する」に参加です。
まずは、「木で育む子どもたちの未来」。
東京学芸大学の大谷忠先生が座長を務めます。
・子育てステーションニッセの中村令子さん:「木のチカラでどのような子育てができるのか」
◯「親子でDIY。パパが関われるのは、木工だからかなあ」、と中村さん。たしかに、力仕事でパパが頼られるのって嬉しいものです。
・もあなキッズ自然楽校(がっこう)の関山隆一さん:「木育と森のようちえん」
◯「園庭がないぶん、内装木質化」、と関山さん。園庭は自然環境でカバーし、内装は木質化で。ときがわカンパニーが目指すところでもあるのかも。
続いては、「ウッドスタートの効果を検証する」へ。
・信州大学の茅野恒秀先生:ウッドスタートは、最初は新宿と伊那市都の協業がキッカだった。都市側にとって有利な相手を選択することが可能。つなぎとめる縁が必要。
・茅野先生:木のおもちゃは、テレビゲームなどと違って、1つの目的だけじゃない。たとえば、うちの4才と2才の息子は、木の電車のおもちゃを持っているが、そこにペットボトルを電車に見立てて走らせたりしている。遊び方はこどもが広げる。
◯まさに!われわれの「ひみつ木ち」はそれだと思います。
最後に、クロージングで印象に残った言葉を記しておきます。
・木育は、日本の木と出会う良いきっかけ。(佐々木一弘さん)
・良いことが全て伝わるわけじゃない。伝える術が必要。(椎川忍さん)
・日本の木の玩具の自給率を3%から30%に!(多田館長)
参加者の皆さん、どうもありがとうございました!
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