A-WASS「とき森なりわい塾」で、ミニ講演を実施。

ときがわカンパニー代表の関根です。

2017年6月25日(日)10時~12時@ioffice、A-WASS主催「とき森なりわい塾」で「起業支援」に関するミニ講演をしました。

(参考:A-WASS 木と建築で創造する共生社会実践研究会 )

参加者は、A-WASS事務局の今泉さん(林野庁の課長さん)や、A-WASS副会長で東洋大学 建築学科 教授の浦江先生をはじめとする7名の方々でした。

講師は、ときがわカンパニーのメンバー:ラーンフォレストの林さん、Toki Commerceの優太、関根の3名です。

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まずは、林さんの進行で、参加者が「聞きたいこと」をあげてもらいます。

(1)ときがわ町の「山」での起業を支援するのか?それとも「住宅街」?
(2)ときがわ町での起業支援は、どこまで、どのように進んでいるのか?成功事例は?
(3)誰に対してもオープンなのか?それとも哲学の方向性が合う人のみ支援するのか?
(4)ときがわ町での起業には、農業が多いのでは?
(5)商店街の2代目等、お店の活性化については?
(6)起業支援に関して、広報はしているのか?

これらに答えられるよう、ミニ講演を組み立てます。

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私からは「ときがわ町起業支援施設 iofficeは、ミニ起業家が、集い、育ち、稼ぐ場」であることを伝えた上で、以下のように答えていきました。

 (参考:ioffice(アイオフィス)でやること

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(1)ときがわ町の「山」での起業を支援するのか?それとも「住宅街」?

↑その発想は、起業支援=お店、事務所を出すということだと思うが、iofficeで行うのは「ヒト」の支援。その人(=ミニ起業家)が、どこで起業するかは、本人次第。ミニ起業家がいれば、山でも住宅街でも勝手に、仕事を創りだしてくれる。そういう「ヒト」を増やすのが、iofficeが行う起業支援。

 (参考:どうやってミニ起業家を育成するのか?(起業家育成の方法論))

 ただ、ときがわカンパニーとして、「林業の営業」には、今後も力を注ぎたい。

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(2)ときがわ町での起業支援は、どこまで、どのように進んでいるのか?成功事例は?

↑「成功事例」と言っても、一時的に上手くいくことが、起業の成功ではない。長く続けることが大事。ミニ起業家の成功基準として「1年目」で「年商300万円以上」を、まずは目指す。起業に失敗すると、1年以内に、バイトや就職等、雇われ人に戻ることが多い。

 (参考:ミニ起業家って? )

 そして「複数顧客」を作れたら、ミニ起業家としては、成功。

 (参考:ときがわカンパニーができる「起業支援」とは? )

 ミニ起業家の成功事例として、今後期待したいのが、

 ・Toki Commerceの優太 
 ・Gerberaの島田さん  
 ・美容整体の栗原さん  
 ・アロマでいぼ取りの工藤さん   
 ・ユーカリ栽培 ちはるふぁーむの飯島さん 達です。

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(3)誰に対してもオープンなのか?それとも哲学の方向性が合う人のみ支援するのか?

↑誰に対してもオープンではない。起業はそんなに甘いものではなく、向き不向きもあるので。

 (参考:ミニ起業家の育成(誰でもかれでも手助けできないし、するつもりもない))

 一番、優先したいのは、やる気がある「ときがわ町」の若い人達(20~30代)次に、比企郡。最後に、埼玉県の人達。ときがわ町を出た若い人たちが、ときがわ町に戻ってきたいと考えた時に問題となるのが、仕事。一つの働き方として「ミニ起業」を提示し、彼らの選択肢を増やしたい。そのモデルとなれるような人のみ、支援する。

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(4)ときがわ町での起業には、農業が多いのでは?

↑確かに、有機農業の聖地 小川町の隣町なので、そういう方々は多いかも。ただ、ときがわカンパニーの最も強い分野は「B2B」の直接営業なので「B2C」が多い農業の支援は、別の機関との連携になると思う。

 (参考:無料起業セミナー(法人顧客での実績) )

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(5)商店街の2代目等、お店の活性化については?

↑それは、商工会さんがやっていることも多いので、積極的には関わらない。前述したように、ときがわカンパニーの強みは「攻め」の訪問営業なので、「待ち」の店舗販売は弱く、支援できることは少ないと思う。経営の世界では「中小企業と屏風は広げると、倒れる」とも言われており、「あれもこれも手を出さない」ようにしている。

 (参考:iofficeの視察に関して(あれもこれも手を出さない) )

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(6)起業支援に関して、広報はしているのか?

↑広報は、基本的にウェブのみ。自ら情報を検索して、ここに入ってくるような積極性、意欲ある人のみに、見つけてもらえばよい。

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以上、ときがわ町起業支援施設 iofficeの基本的な考え方について、私から説明しました。

最後に、参加者の学生さんが、次のような感想を残してくれました。

「起業支援が、すごく盛り上がっていると思いました。

 この場所(起業支援施設)にたどり着くまでは大変かもしれないけど、たどり着けたら手厚い。

 ときがわ町は、起業しやすい土地だと思いました。」

嬉しいコメントですね。ありがとう!

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貴重な機会を作って下さったA-WASSの今泉さん、ありがとうございました!

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