(上の写真は、川島町・役場庁舎。役場HPから転載)
ときがわカンパニー「ときがわ方式」拡販事業部の林です。
川島町役場に「ときがわ方式」についてのインタビューに伺いました。
川島町の役場庁舎建替えに伴い実施された内装木質化に携わった、川島町政策推進課 主査 石川和貴さんにお話をお聞きします。
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ー役場庁舎を新築するにあたり、内装木質化を行うこととなった経緯を教えてください。
石川主査:新庁舎建設については様々な経緯の中、平成23年3月に基本構想を策定しました。その後、林野庁の補助事業「木造公共建築物等の整備に係る設計段階からの技術支援」を活用し、木材利用について現地視察なども経ながら、役場内のプロジェクトチーム内において、上流域のときがわ町の木材を使う意義について理解が進みました。木材の調達可能性や、内装木質化の状況を確認するため、実際にときがわ町を視察し、「ときがわ方式」の公共施設整備を拝見したことは、大いに参考になりました。
ー「ときがわ方式」を導入する際の難しさ、問題点はありましたか?
石川主査:今思えば、新庁舎建設に必要な木材の確保や製材、不燃処理などやらなければならないことはたくさんありましたが、当初はそうした製品供給までの流れをあまり理解していなかった、難しさが身にしみていなかったです。伐採のスケジュールなども気にしなければいけませんので、最初の調整が非常に大事ですね。
ー「ときがわ方式」を導入して、良かった点はどんなところでしょうか?
石川主査:木の温かさ、室内の明るさとともに、庁舎全体の空気が穏やかな雰囲気になったように感じます。鉄筋コンクリートの建物はどこか無機質な感じがありますが、内装木質化により来庁者の皆様にも落ち着いていただけているように思います。
ー導入後の不満や改善希望点などがあったら教えてください。
石川主査:庁舎完成から間もない事もありますが、木質化に対しての改善点は今のところ見当たらないです。今後の課題は木の維持管理ですね。フローリングの維持や腰壁のメンテナンスの勉強をしていきたいと思います。
ー「ときがわ方式」を導入してみたいと考えている他の自治体にアドバイスをお願いします。
石川主査:設計段階から木材供給と施工のスケジューリングをしっかり確認することが重要です。私たちの場合はときがわ町に相談や確認をすることにより、「山のスケジュール」が見えた点は良かったと思います。ときがわ産材を使用するのであれば、しっかりと連絡を取り合うと良いと思います。
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「ときがわ方式」内装木質化において、
「スケジューリングが大事」
だという石川主査の言葉には実感がこもっていました。
お忙しい中お時間をいただきどうもありがとうございました!
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