第9回ときがわ自然塾:小杉俊哉氏「令和のキャリアデザイン最先端」を開催しました。

ときがわカンパニー代表の関根です。

2021年11月7日(日)14時~16時、第9回「ときがわ自然塾」を、トカイナカハウス神山さんとの共催で、開催しました。

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○神山さんの案内文

起業家のように企業で働く、等の著作のある小杉さんに、令和のキャリアデザイン最先端を語っていただきます。

日時:11月7日(日)セミナー14:00~16:00, 懇親会16:00~18:00
会場:トカイナカハウス
講師:小杉俊哉(慶應大学客員教授、キャリアコンサルタント)

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当日は、リアルに8名、オンラインに3名の参加でした。

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ときがわ自然塾「ライフキャリアについて考える」~自分で選ぶキャリアと言う山の登り方

●小杉先生の略歴
・個人事業主として仕事 ・現在、63歳

●内容

1.キャリア自律とは? 2.ビジョンを描くとは? 3.計画された偶然性(プランド・ハプンスタンス)理論

1.キャリア自律とは?

・完全にキャリア自律した人は? ↑自営業。プロ野球選手もそう。

・自分らしい働き方、生き方とは? ↑第三者から見た時に「~さんらしい」と言われるような。

・キャリアデザインとは?  ↑本当に、デザイン・設計できるのか?

・キャリアとは?  ↑原義は「わだち」 Who are you? 「あなた」を形成するもの   過去←現在→未来 

・キャリアの広義の意味は、「人と社会との接点」  WLBも危うい言葉。オンオフの切り替えを個人が本当にできるのか。遊びと仕事の境界線が無くなっている。だから面白い。  昔のサラリーマン的な発想が、WLB。今は、WLIntegration,Harmonyという考え方になってきている。

・「自律」とは? Why are you here, now? なぜ、いま、ここにいる?  選択し、コミットする。

・自立:自分の食い扶持を自分で稼ぐ、独り立ちする。

・自律:自ら仕事を創り出し、自らの責任で行う。

・自律 ⇔ 他律 ・自責 ⇔ 他責

・Control your destiny, or someone else will.

・人々は変化に抵抗しない。変えられることに抵抗するのだ。

・組織主導型 → 組織、個人対等型

・コロナ以降、課題発見、仮説構築力(Know what)が必要になっている。

・問題文を解くことではなく、作ること。

・日本企業が、TOD(Talent on Demand)をしないのであれば、多様性ある社員に、自律的に働いてもらわなければ、経営が成り立たなくなる。

2.(キャリア)ビジョンを描くとは?

・人間は、イメージできるところまではいける。
・予測ではなく、好奇心と創造性が重要。
・それは、ワクワク・ドキドキすることか?  目的と手段をはき違えない。

・人事分野は旧態依然。人材がいない。  人事分野は、間違いなくニーズが拡大する。 ・そう考えて、軽い気持ちで独立した。

・ビジョンは語ると、実現する。

・ライフステージによって、住む場所を変える。
・二拠点生活@追分と世田谷

3.計画された偶然性(プランド・ハプンスタンス)理論

・キャリアアンカー理論:E.シャイン  

 プランドハプンスタンス理論:J.クランボルツ

・「あなたが、偶然によって導かれたことを思い出してください」

・予期せぬ出来事を、キャリアのチャンスとして活用する。

・自分自身であるために必要なこと:オープンでいること

・やり直せるとしたら?  4位 子育て 3位 恋愛 2位 仕事 1位 学習

・やらないことの後悔のほうが大きい。

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「追分男子」の二人

●Okazawaさん

・東京の企業にも勤めている。 ・高校の同級生のFunakuraさんと、追分で仕事を。 ・会社でもダブルワークは認められている。

・発信したことで、味方が増えた。

・スマートホーム:未来の暮らしに関する仕事を、東京で。 ・軽井沢では、飲食店の仕事を始めた。 ・両方の仕事に良い影響が出るようになった。

・選択肢が増えて、使い分けができることに価値を感じている。

・「感情が乗る仕事」が、軽井沢では、できているのでは?

・大学生時代に、東日本大震災があって、ボランティア活動を行った。 ・地方に目が向いた時期。 ・町や村のために、感情を乗せて仕事をしている人が多い。

・「追分男子」を発掘したのは? ・行ったレストランで、働いていたので、出会った。

●Funakuraさん

・キャリアについて考えたことはほぼない。 ・人に喜ばれることや、届けることが目標。

・Planned happenstanceは近いかも。 ・軽井沢も偶然。 ・軽井沢で、レストラン2店舗を経営。 ・「おしゃれな八百屋」を、週末に実施。

・野菜が美味しいので、果物も欲しがられるようになった。 ・ニーズに対応していると、商品も顧客も増えるようになった。 ・ターゲットは、別荘の方々。

・もうすぐ30歳になる。 ・力まずに、自然体でいようと。 ・人が喜ぶことに気づける自分でいられたら。

・軽井沢は特殊では。別荘族と地元農民に横串がさされるようになった。 ・元役者さん。かぶくことが出来る。ガソリンスタンドで、野菜を売ることが恥ずかしくない。

・呑み会が大好きで、飲み会を楽しいものにするために全力を尽くしてきた。

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参加者との意見交換

●西川さん

・心が洗われた。 ・心に従って動ける人との違いは?

●佐藤さん

・公務員なので、ダブルワーク等はできない。 ・企業の中で、起業家のように働くことに関心がある。 ・憧れを感じている。

●太田さん

・考えずに動いて結果が出た。 ・あちこちに泊まり歩く言い訳を作るのも面白いかなと。

●金森さん

・20代、30代に読むと、元気になるだろうな。 ・「45歳定年説」新浪さん。 ・60代の人だと、どうリメイクするか? ・自分のためのワクワクをどう見つけていくか?

●平賀さん

・Okazawaさんへの質問。軽井沢での仕事は、趣味? ↑趣味とも、仕事とも言える。本気で遊んでいる。

・やってみたら、面白かった? ↑面白く過ごせている。

・この先の展開は? ↑行き当たりばったりと言う感覚ではないが。色々興味のアンテナは張っている。30歳になった。やりたいこと、興味あることは沢山ある。未来展望はあって、どう実現させていくかは、ざっくり。

●Yukiさん

・ショービズにいた。 ・軽井沢にも興味あり。 ・もっと根本的な人としての話。

・仕事を選ぶときに大事にしていることは? ・本質を大事にしてきた。表面的な見栄えではなく。命とか心に響く仕事。自然が好き。

●関根

・小杉先生に、若い人が感じる魅力は? ・チャーミングな感じ。可愛い。 ・えらい、すごいとは、別な部分で。

●近藤さん

・内なる他者の縛りから自由になっていいというメッセージを感じた。

●Funakuraさん

・「踏み出せる人」との違いは? ・年齢は関係ないのでは。

・職場の仲間に気持ちよくなってもらえたら。 ・小さなこともチャレンジでは。会社を出て独立することが大きいチャレンジではない。 ・小さいこともチャレンジできない人は、大きなこともチャレンジできないのでは。

・25歳で軽井沢に行って。バイトからスタート。 ・比較対象がいなくなった。

●小杉先生

・この年齢だから、制約がなく、やりやすいのでは。 ・中高年になり、キャリアデザイン・チェンジできない人になる原因  1)学習しない  2)受け身で業務をこなしてきた  3)組織に同化、同質化している。

・107歳の祖母がモデル。100歳代で、麻雀をやってた。

・「できるか、できないか」ではなく、「やるか、やらないか」

●Yukiさん

貴重なお話、ありがとうございました!

今日そのものも、直感とノリで、急きょ参加させて頂きました(笑)

目の前の、そうした点の行動を繋げていけばいいんだ、と
小杉先生や船倉さんのお話を聞いて思えました。



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ご参加くださった皆さん、小杉先生、そして、神山さん、ありがとうございました。

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