第8回ときがわ自然塾「金子美登・友子ご夫妻の霜里農場見学&講演会」を開催しました。

ときがわカンパニー代表の関根です。 2021年10月16日(土)15時~17時、第8回「ときがわ自然塾」を、トカイナカハウス神山さんとの共催で、開催しました。

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○神山さんの案内文

小川町で有機農法一筋半世紀、平成天皇も視察に来られた金子美登・友子ご夫妻の霜里農場見学講演

全国有数の有機農法のメッカ埼玉県小川町。その中心には金子美登さん友子さんの実践がありました。70年代に、飼っている乳牛の乳の味の違いから気づいた餌の違い。有機農法の大切さ。

以降約半世紀、周囲の農家を少しづつ巻き込み、研修生を住み込みで育て、提携先を増やして経済を成立させながら・・・牛歩の歩みが今見事に花開いています。

霜里農場ではトラクターも耕運機もマイカーも全て廃油をエネルギーに!
電気はもちろん太陽光。室内の暖房は全て薪。
石油化学エネルギーには一切頼らない!
自らの糞尿もバイオマスで肥料に!
今や小川町ときがわ町一帯は有機農法の里に!

スーパーの店先にも有機農法コーナーが。
この町でほぼ全て消費されてしまう有機醤油日本酒豆腐等も大人気
安心安全な食べ物を求めて、このエリアには意識の高い移住者が集まり、教育、医療、ゴミ、エネルギー等への関心も高くなっています。

そんなエココミュニティの原点でもある霜里農場金子さんご夫妻の農業生活生き方を視察させていただき、その後隣接する廃校カフェでお話も伺います。
貴重な機会をぜひご一緒に!
 
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当日(16日)14時半、小川町駅で、参加者と合流した後、霜里農場へ。
 
 
神山さんが、金子友子さんを紹介し、見学会がスタート。
 
 
・天ぷら油で、トラクターや車を走らせている。
・自然エネルギーの活用。
・合鴨のひなが、サシバにやられた。
 
 
 
・新井先生(華うどんの新井先生@ときがわ町)が、バイオトイレを作ってくれた。
・エナジー水を、堆肥にかけて使用。
・エナジー水を使った苺は、うどんこ病等がでなかった。
 
・有機農業を学びに来ている研修生。
・「小川町有機農業入門講座」を、前期、後期と開催。
 
 
16時~、分校カフェMOAZART(モザート)に移動。
 
 
金子美登(よしのり)さんの講演会。
 
 
・昭和46年10月から、有機農業をスタート。
・10年やってきて、30件のお客様と提携。
・1982年、研修生の林さん。
・全国で150名、海外にも。
・地場産業研究会を立ち上げ、地元の事業者の方と協働。
・1987年、晴雲酒造の中村さん。三倍の値段で買ってくれた。
・30年やってきて、村も変わった。
・とうふ工房わたなべの渡辺社長。大豆だけでなく、麦、米も買ってくれた。
・2008年、余った有機米を、リフォーム会社の奥田さんが買ってくれた。給料の一部を米で支給。
・新しく有機農業を始めた若手は、高く売っている。
・今、小川町は、70戸が有機になった。15%。
・病害がつくのは弱いから。
・生物、微生物、農家の多様性が必要。
・描く未来像は、食、エネルギー、種子の地産地消。自立型地域を目指す。
・「今だけ、自分だけ、お金だけ」ではない。
 
 
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ご参加くださった皆さん、神山さん、そして、金子さん、友子さん、ありがとうございました。
 

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