こんにちは!インバウンド事業部の川崎愛美です。
今回は、ときがわ町の「ときがわ活性会」の西澤明彦会長にインタビューを行いました!
ときがわ活性会はときがわカンパニー代表の関根も関わっている、ときがわ町を盛り上げる団体です。
Qときがわ活性会はいつ、どうして出来たんですか?
まず、僕たちは「ときがわ町をどうやって活性化したらいいか考えよう」という趣旨で2014年の8月に発足しました。
はじめに、どんなことをしたら良いだろうか?と話合いをして、いーっぱいアイデアが出てきました。
そのうち実現可能なものを考えていくと、自然と「アートで町おこし」がキーワードになってきました。
陶芸や絵画などに造詣が深い人が多く、僕自身も油絵をやっていることもあり「アート展をやろう」ということで話がまとまったんですね。
旧大椚第一小学校をアーティスト達に紹介すると、「こういうところが良かったんだ!」と盛り上がり、2015年に「第1回Artokigawa展」を開催することが出来ました。
第1回は手探り状態で、和紙の谷野さんなどを含めて18人ほどに声をかけて、「はじめは500人も来れば良いかな」と思っていたのに約5000人も来てくれて、本当に驚きました。
2015年4月18,19日に開催の「第1回Artokigawa展」のパンフレットです。
2016年5月には「第2回Artokigawa展」を行い、展示は35組465点、音楽の発表が1日目は15グループ、2日目は13グループ、ワークショップが20店舗、食べ物が28店舗参加してくれました。
2016年4月16,17日に開催の「第2回Artokigawa展」のパンフレットです。
第1回、第2回のArtokigawa展の会場となった旧大椚第一小学校。
旧大椚第一小学校は2016年に取り壊しになり、跡地には大野地区の集会所の建設が予定されています。
Qときがわ活性会のポリシーはどういったものでしょうか?
現在の会員数は約30名ですが、活動に際して2つのルールを設けています。
1つは、人の意見を否定しないこと。立場が違えば色んな案が出てくるからね。
2つめは、行政に施しを求めるような発言をしないこと。福祉の充実を、とかは議会の役目だからね。
実績を認めて貰えて行政が協力してくれるのは大いに歓迎ですよ。
基本的には手弁当と、皆さんからの寄付で運営しています。
もちろん「スキマ旅」のような事業化は大切だと思うし、各団体との連携は積極的に行っていきたいと思っていますよ。
Q今後、力を入れていきたい活動はありますか?
やりたいことは色々あるけど、これという決め手はまだないし、資金繰りが大切なので、特産品の開発に力を入れたいですね。
資金面、規模面から考えて、東京の大手と競争しても勝てっこないから、いかに地元の産業を大切にして、地元で回すかですよ。
例えば、島根県の例なんだけど、1年間の各家庭の購入物を調査したら「パン」を1家族平均3万円買ってたんだって。
で、どこで買ってるかって言うと、東京資本の大手スーパーで買ってたと。
そしたら「出来るだけ地元で買うから、地元にパン屋さんを誘致しよう」って考えた方が、地元でお金が回ることになる。
100%でなくても、70%ぐらいみんなで買えば、100家族居たら210万円ぐらいは地元にお金が落ちることになるんだ。
地元でお金を使うようになったら、地域で商売しようと思う人も出るでしょう?
逆に、地域で商売が出来ない状態が続けば、ますますお店も人も居なくなって、町が廃れていってしまうんだ。
グローバル化して世界で戦う企業は適したところでやれば良いのであって、各地域が地域の特色を持って経済活動していくのが大事だと思うよ。
現状では、お父さんが地域で稼いだお金を、お母さんが東京に行って物を買っているのと同じだからね。
Qときがわ町には魅力的な特産品があると思うのですが、地元の人と都会の人が好む物は違うような気がしますが?
ときがわブルワリーの柚子ジュースなど、地元の人が認める物は、都会の人も良いと思うもんだよ。
都会の人がここに来て、ここでしか買えないと思う物が売れると思うんだけど、都会の人の心を掴むのは、「デザイン」だよね。
だから、特産品開発も特殊な物を作ろうと思うのでなく、デザインで工夫しようと考えたらいいと思う。
まだまだやりたいことがあるから、今後の活動が自分でもたのしみですよ。
〜インタビューを終えて〜
元銀行員で、アートへの造詣が深い西澤会長だからこそ、「Artokigawa展」が実現したんだな〜!と思いました。
「Artokigawa展」は出品料などはかからず、売り上げの数%を活動費に充てる形で行っているそうです。
2017年も開催予定なので、ときがわファン倶楽部のHPをチェックしてみてくださいね!
今日も良い一日を祈っています。
まなみ
投稿者プロフィール
- 世界30カ国旅をして海外旅行の添乗員になった直後、山暮らしがしたくて愛知県へ移住し、鹿と戯れていました。現在は都内でライターをしています。スキル;モデル、フリーライター、整体師、シナリオ書き、野菜ソムリエ、慶應義塾大学通信生。関心事/田舎暮らし、野菜ソムリエ、整体、世界一周、語学、旅、本、書、女性、健康、美容、婚活など
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